北京
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清明節とその風習
今年の清明節は4月4日です。清明節は国に定められた祝日であり、農事関連の二十四節気の1つでもあります。先祖への信仰と春の祭りの風俗から形成された祝日です。この日の行事には、大自然の風景を楽しむこと、そして文化的な行事が行われることといった2つの柱があります。
文化的な行事には、墓参り、凧揚げ、綱引き、ブランコ、闘鶏のほか、蓬餅や粽を作って食べる習慣もあります。この中で、墓参りと凧揚げは現在も引き継がれており、特に墓参りは、とても大事にされている伝統的な行事です。
伝統的な清明節の墓参りは、清明節の前後20日間で墓参りすることが一般的です。墓参りには、2つの形があります。1つは個人か家族全員が墓を清掃し、料理や果物を供えてから跪いて祈ります。2つ目の形は、同じ苗字をもつ大家族の数十人から数百人が一族の先祖の位牌がある祠(ほこら)に集まり、代表者が料理や果物を供えてから、全員が跪いて祈りを捧げます。しかし、都市化及び核家族化が進む今日、このような集団的な墓参りは少しずつ少なくなっています。詳しい内容は、是非、この時間の番組をお聞きください。(まとめ:任春生)