【CRI時評】政治的な思惑で善意と誠実さを汚さないことを望む

2020-03-31 21:08  CRI

 西側の一部の人間が何かにかこつけてあらん限りの言を尽くし、中国に「政治的な駆け引き」を仕掛けてくるのは昨日今日のことではない。最近、中国の医療機器が絶えず国外へ送り出されている時、彼らはまたもや「中国は感染症に対する援助にかこつけて対外的な影響力を強めている」との話を大々的に喧伝している。

 現在、新型コロナウイルスはまさに世界規模で猛威を奮っており、既に200を超える国々で感染が確認され、感染症例は累計で70万例を超えた。米国とイタリアでは感染症例が10万を超えている。まさにG20首脳の新型コロナウイルス肺炎対応特別サミットが強調したように、感染症への対応は過去のいかなる時にもまして全世界的な行動、団結と国際協力が必要となっている。

 この重要な時に、中国は迅速に、力の及ぶ限り国際社会に支持と支援を提供している。中国企業も寸暇を惜しみ、夜に日を継いで医療機器を生産し、他国の感染症との戦いのために力を尽くそうとしている。

 だが、中国と国際社会の友好的な相互協力を目の当たりにして、一部の西側の政治家とメディアは反中の慣性を発揮し、中国の人道主義による医療援助に強引に「レッテル」を貼り、中国の善意の援助を故意に曲解して、中国と関係国との対立を焚き付けている。

 実のところ、中国が他国の感染症との戦いを支援する目的は非常にシンプルなもので、つまりはより多くの生命を救うために努力するということであり、一部の人間が言う「マスク外交」「地政学的配慮」などは根本的に存在しない。仮に協力の過程で多少の問題が起こっても、それは孤立した問題であり、当事者がビジネスの原則に立ってコミュニケーションを計れば現実的に解決できるものだ。もし、それについて政治的に解釈しようとするなら、感染症の予防・抑制活動に関する国際協力を破壊することにしかならない。

 今回の突然襲ってきた感染症は、人類が一つの運命共同体であることをいっそう深く証明した。いかなる国であれ、感染症に見舞われて独りよがりであって良いものではなく、他人を助けることはつまりは自分を助けることだ。西側の一部の人間が独善的な傲慢さと偏見を捨て去り、政治的な思惑で善意と誠実さを汚さないことを望む。さもなければ、最後に馬鹿を見るのは自分自身でしかない。(CRI論説員)

 

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王帅