北京
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【洋画編】
ジョジョ・ラビット(中国題:喬喬的異想世界)
公開日:2020年4月3日
監督:タイカ・ワイティティ
主演:ローマン・グリフィン・デイヴィス トーマシン・マッケンジー タイカ・ワイティティ レベル・ウィルソン スティーブン・マーチャント アルフィー・アレン サム・ロックウェル スカーレット・ヨハンソン
メーデー(5月1日)大型連休に向けて、全国各地の映画館が相次いで営業再開を発表。3月21日の時点で、すでに営業を再開した映画館は全国で500館を超えました。4月の上映作品は、話題の洋画新作や、国産映画の過去の名作の再上映が中心となります。そんな中、『マイティ・ソー バトルロイヤル』などのタイカ・ワイティティ監督がメガホンを取り、第2次世界大戦下のドイツを舞台に描いたヒューマンドラマ『ジョジョ・ラビット(中国題:喬喬的異想世界)』が4月3日に公開される予定です。
本作は、ヒトラーをイマジナリー・フレンド(空想上の友達)に持つ心優しい少年・ジョジョが、あるユダヤ人少女との出会いをきっかけに、ヒトラーのナショナリズムに向き合い始める様子を描いたもので、タイトルの「ジョジョ・ラビット」とは、青少年団体ヒトラーユーゲントで立派な兵士になるべく訓練を受けたジョジョが、ウサギを殺せないことから教官につけられた不名誉なあだ名のことです。主人公、ジョジョ役は子役のローマン・グリフィン・デイヴィスが演じているほか、「アベンジャーズ」シリーズのブラック・ウィドウ役で知られるスカーレット・ヨハンソンや、『スリー・ビルボード』などのオスカー俳優・サム・ロックウェルらが共演しています。そして、ヒトラーを演じるのはワイティティ監督本人!この作品はトロント国際映画祭で初上映され、観客賞を受賞。米国では、脚本家組合(WGA)賞の脚色賞、衣装デザイナー組合(CDG)賞の時代劇映画部門賞を受賞し、ゴールデングローブ賞の作品賞と主演男優賞にノミネートされたほか、今年の第92回アカデミー賞では、作品賞を含む6部門(作品、助演女優、脚色、編集、美術、衣装デザイン)にノミネートされ、うち最優秀脚色賞の受賞を果たしました。中国では、もともと2月12日に公開予定でしたが、新型コロナウイルス肺炎の流行により公開が中止となっていました。(ミン・イヒョウ 謙)