北京
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中国メロディー:「夜空に一番輝く星 行く道を照らしてくれ」早逝の音楽教師を悼む
ナビゲーター:黄競
2019年7月19日夜6時30分、福建省アモイで、ある平凡な男性音楽教師の命が28歳で終止符を打ちました。その後、彼を悼み、しのぶコメントがネット上に殺到し、勤め先だったアモイ第六中学校の合唱団に関するものも含めて、クリック件数が3億件を超えました。数えきれない人たちが、生徒たちの純粋な歌声を聞きながら涙を流しました。彼の名は高至凡さん、わずか5年間の教師生活で、音楽への理解力と情熱を持って、生徒たちを率いて、楽器を使わないユニークな合唱を色々と試し、ついに中国の国営放送・CCTVのステージに立って、生徒たちの青春にきらめきを与えました。
今回の中国メロディーは、そのアモイ第六中学校合唱団の歌声に乗せて、高先生の短かった音楽人生を追憶しましょう。
(北京大学医学部院生 青木悠さん)
「若者の声」特別企画〜中国加油!日本人留学生に聞く、中国のいま〜②
中国は今、一致団結して新型肺炎との戦いに立ち向かい、様々な措置を講じています。その効果は徐々に現れはじめ、まだ油断はできないものの、収束に向かい始めたムードも感じられます。
「若者の声」のコーナーでは、日本の若者の視点からいまの中国を伝える特別企画をお届けしています。ピークとされる期間を中国で過ごした、あるいは現在も中国に残っている日本人留学生たちに、自身の体験や現状、中国の取組みへの見方などを伺います。
今回、お話を伺うのは北京大学の大学院生、青木悠さん。日本の高校を卒業後、北京大学医学部に合格し中国へ。胃腸外科を専門に、学部生としての6年間と、修士課程の2年間と合わせて8年間を北京で過ごしてきました。学生生活と並行して北京腫瘤病院に勤務し、医者の卵として研鑽を積んできました。
今回、新型肺炎の流行の経緯を北京腫瘤病院で目にしてきた青木さん。一人の医療関係者として医療の現場で感じた、中国の対応や政策、そのスピード感が印象的だったと言います。今振り返ってみればピークと言える時期を中国で過ごした青木さんは、2月19日に日本に一時帰国。現在は東京の自宅にいます。中国でのピークと、今まさに感染拡大防止に取り組む日本の状況、その両方を経験した青木さんに、それぞれの国で感じたことや率直な意見などを伺いました。(聞き手:劉叡、梅田謙)