北京
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「新たな時代に、新たな夢を」をテーマにした第10回中日友好成人式が11日、北京の日本大使館で開催されました。
北京に留学中で日本の成人式に参加できない日本人留学生や日本文化に関心がある中国人の学生らおよそ150人が参加しました。会場では、参加者たちが振袖のほか、チャイナドレスや近年に大流行している漢服など伝統服装に身をまとい、華やかな様子で大人の仲間入りをする節目の日を迎えました。
▲横井裕大使
中国に駐在する横井裕大使は新成人たちへの挨拶の中で、自分が中国に留学していた時の見聞を語り、中国での仕事や生活面について経験などを分かち合いました。中日関係においては、「我々は背景が違うので、お互いに理解をする時に相当な努力が要ります。しかし、その努力は必ず報われるし、日本人にとって、中国を理解し、中国の友人が日本の歴史や、風習などを理解することはこれから送る人生の大きな楽しみになると思います」と話しました。さらに、「中国の皆さんが日本で、日本の皆さんが中国で将来活躍することを願い、皆様の輝かしい人生をお祝いします」と祝福の言葉を送りました。
▲新成人代表
▲鏡開き
▲書初め
式典では既成人と新成人を代表して、中国人、日本人それぞれの学生が挨拶に立ち、中日友好や成人としての責任感など、課題について話しました。その後、日本式のお祝いである鏡開きと書初めで中日友好と新成人の前途を祝福する催しが行われました。
イベントの後半は中国伝統楽器による演奏と日本のソーラン節で会場が盛り上がりました。さらに、NHK華語視界のアナウンサーを勤める鎌倉千秋さん、日本で活躍する中国出身のモデル、ロン・モンロウさんが特別ゲストとして参加し、新成人たちと交流を行いました。
▲中国伝統楽器による演奏
▲鎌倉千秋さん(左)ロン・モンロウさん(右)
中日友好成人式は北京日本人留学生社団(BJSA)が毎年この時期に主催するイベントです。留学中で成人式に参加することができない日本人学生と日本文化に関心を持つ中国人学生を対象に、両国文化の理解、交流を目的としています。(取材:とんとん、星和明)