北京
PM2.577
23/19
あっという間に2019年が過ぎ、2020年がやってきました。2019年を振り返り、美しい思い出がよみがえった人もいるかも知れませんね。今回と次回の中国メロディーは2019年中国で人気を博したポップスをまとめ、喜怒哀楽に溢れる音楽を楽しみましょう。
砂漠駱駝(砂漠の駱駝)
2018年の年末から2019年の初め、「砂漠駱駝(砂漠の駱駝)」という曲がネットで大ヒットし、その激情に燃え上がる歌詞に多くの人が感動しました。特にネット上で広く知られたMVの中で歌手たちが小さなバーで気のままに歌い、周りの客たちが情熱的に呼応するシーンは多くの人々の心を打ちました。
僕は眼の前の砂漠を越えて
本当の自分を探しに行きたい
一緒に行くのは駱駝一頭だけだ
この部分は若者たちが夢を叶えられない現実に直面し、まるで広々とした限りない砂漠の中で必死に歩いている孤独な旅人の様な姿を想像させます。また、希望と自我を象徴する駱駝に憧れている気持ちを表現しました。大都会に暮らす人々はみなビルが林立する世界から離れ、様々な悩みから逃(のが)れて、ロマン溢れる侠客の夢を叶えようとしたことがあるかもしれません。
また、恋についてはこのように歌っています。
砂漠のオアシスを望めば蜃気楼が現れ
そこには彼女の佇む姿が見えてくる
彼女の優しさを思い浮かべれば
僕の胸は温かくなる
ここは愛する人とすれ違うやるせなさと切ない気持ちを表しました。実は、恋というものは愛し合う二人によって育てられるもので、一緒に連れ添う時間の長さは大事なことではなく、自分が何者なのか、どんな暮らしをしたいのかを突き詰めることが一番大事なのかもしれません。
生僻字(めったに使わない文字)
2018年末、こちらもネットで大ヒットした「生僻字(めったに使わない文字)」という曲は、音楽史上最も難しいポップスと呼ばれ、70のめったに使わない四字熟語からなり、耳心地の良いメロディーに乗せて、多くの人々の好奇心と求知心を呼び起こしました。「この曲に出てくる四字熟語をすべて習得することができれば、中国語検定試験の最高レベル10級に達することができるほどだ」という人もいます。
作曲者・陳柯宇さんは20代の若者で、この歌を創作する最初の動機について「周りの友たちがめったに使わない四字熟語に出くわすたび文句を言って困っていたので、これらの四字熟語で歌を作れば、みな楽しみながら勉強することができるかもしれないと思った」と話しました。「中国伝統文化の魅力をこうして気軽に楽しむことができていい。これからもこのような文化の趣ある音楽をより多く作ってほしい」という声もあります。
知否知否(明蘭~才媛の春~)
2019年初め、歴史ドラマ「知否知否(明蘭~才媛の春~)」が湖南衛星テレビで放送され、その視聴率とネットでの視聴回数は共に記録を更新しました。またドラマのテーマソングも若者の間で高い評価を得ました。歌詞は宋代の女性詩人・李清照の詩を基にアレンジしたもので、過去の美しい出来事を懐かしむ気持ちを表しています。
番組の中でお送りした曲
1曲目 砂漠駱駝(砂漠の駱駝)
歌詞:
僕は眼の前の砂漠を越えて
本当の自分を探しにていき行きたい
一緒に行くのは駱駝一頭だけだ
砂漠のオアシスを望めば
蜃気楼が現れ
そこには彼女の佇む姿が見えてくる
彼女の優しさを思い浮かべれば
僕の胸はを温かくなる
2曲目 生僻字(めったに使わない文字)
この歌はネットで大ヒットし、この音楽史上最も難しいポップスと呼ばれ、る歌は70のめったに使わない四字熟語からなり、聞きやすい耳心地の良いメロディーに乗せてと伴い、多くの人々の好奇心と求知心を呼び起こしましたています。
3曲目 知否知否(明蘭~才媛の春~)
この歌は歴史ドラマ「知否知否(明蘭~才媛の春~)」のテーマソングです。