北京
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二十四節気「冬至」
今年の12月22日は「冬至」です。「冬至」は二十四節気の22番目、冬に入ってから4番目の節気です。冬至以降は真冬を迎えることになります。中国では、9日間を一つの単位にして数え、3番目の9日間に入ると、一年で一番寒い時期を迎えるとされています。これは「三九天」といい、9つの9日間を迎えると春めいてきます。
冬至にかかわる風習は地域によってそれぞれ違います。この日、北方地域では餃子を食べます。一方、山東省の一部地域では、羊肉のスープを飲むほか、親や親戚、年配の人たちへ羊肉を振舞います。
揚子江地域では、冬至の夜に一家が食卓を囲んで、もち米の赤飯を食べる風習があります。浙江省の寧波では、サツマイモと団子を一緒に煮込んだ料理を食べます。また、台州では、団子を蒸したり、茹でたりして、その上にきな粉をまぶして食べます。この団子は「擂圓」と呼ばれています。
さらに江蘇省の蘇州では、冬至の夜に醸酒(キンモクセイが入った甘酒)を飲みながら、料理を楽しむという風習があります。安徽省の合肥では、乾麺類を茹でて、その麺の上に茹で卵を載せて食べます。
冬至を迎えてからは、人々は防寒対策を取ると同時に適度な運動をしたり、怒りや憂鬱などの感情を抑えたりしながら、飲食と日常生活において心身ともに気を付けなければなりません。(まとめ:任春生)