北京
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23/19
中日両国の青少年が交流を深める中日青少年友好交流大会が23日午後、北京の人民大会堂で行われました。
中国人民対外友好協会と中国日本友好協会が共同で主催したこのイベントは、両国間で取り決めた中日青少年交流推進年の一環として行ったもので、会場には両国の若者ら約1000人が集まりました。
大会開催に当たり、王毅国務委員兼外交部長と日本の茂木敏充外相がメッセージを寄せ、新時代における両国関係の構築の重要性と青少年交流の大切さを伝えました。
挨拶する李小林中国人民対外友好協会会長
中国人民対外友好協会の李小林会長は挨拶で、「今年4月の中日青少年交流推進年の開幕を皮切りに、既に両国で2000人以上の青少年の相互訪問を実現させ、相手国に対する客観的な理解を深め、両国の間で新たな絆が生まれている。両国関係の新時代において、青少年交流を強め、両国関係の明るい未来を切り開きたい」と述べました。
河村建夫日中友好文化交流促進協会会長
日本の元内閣官房長官で、日中友好文化交流促進協会の河村建夫会長は、「両国関係の礎となってきたのは、歴史の共有と両国国民の相互理解及び相互信頼である。両国の未来を担う青少年の交流こそが友好的な未来を作る」と話しました。
訪日感想を紹介する清華大学の葛宵飛さん
交流事業を通して6月に訪日団の一員として日本の企業や大学を訪れた清華大学の葛宵飛さんは、住む人の人生プランまでも考慮して住宅を考える日本の研究者との交流に関心を持ったことを紹介し、「今後、より多くの日本の若者が中国の現地を訪れて、感動する瞬間を共に分かち合いたい」と思いを語りました。日本女子大学の中村めぐみさんは、2年前に初めて中国を訪れたことをきっかけに国際事業に関心を持ち、就職活動を通して関連する仕事に就くことができたと紹介した上で、「異なる言葉で気持ちや考えを伝え合うためには互いに思いやる心が大切だ」と交流の大切さを呼びかけました。
訪中感想を紹介する日本女子大学の中村めぐみさん
さらに、イベントでは、両国の若者による歌や踊りなどの出し物が披露され、会場を盛り上げました。(取材・写真:RYU)