北京
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今年は中日青少年交流推進年です。両国の青少年交流を促進するため、中国外交部と中国宋慶齢基金会が共同で招へいした、APCC(NPO法人アジア太平洋こども会議・イン福岡)所属の日本青少年訪中団一行53人が、19日から25日にかけて北京を訪問しています。
訪問二日目の20日には、中国の伝統文化を体験することで中国文化への理解を深めることを主旨とするイベントが、北京市内の宋慶齢国際芸術センターで開催されました。
体験したのは、中国文化の代表格とも言える中国茶道や、草木染めといった伝統的な染色法、そして無形文化遺産である中医薬学に基づく、生薬を使った薬草石鹸づくりです。訪中団のメンバーの多くが、中国に来ること自体が初めてであったため、初めて体験する中国文化の新鮮さを感じながら、興味深そうに体験する様子が見られました。
同日の夜には歓迎レセプションが行われ、中国宋慶齢基金会国際協力交流部や中国宋慶齢青少年科学技術文化交流センターの関係責任者、および中日青少年の代表、通訳ボランティアなど、200人近くが参加しました。席上、宋慶齢和平天使芸術団の生徒たちは馬頭琴の演奏や中華舞踊、京劇などを、日本の青少年たちは空手の演武と合唱をそれぞれ披露し、民族色の強いパフォーマンスを通じてさらに交流を深めました。
訪中団一行は滞在最終日の25日まで、北京市民の日常生活が体験できるホームステイや、名門・北京大学での交流、パナソニックが創業100周年に合わせて北京市内に設立した「松下記念館」の見学など、一連の活動を行う予定です。(取材:ミン・イヒョウ 馬ゲツ)