北京
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中国あれこれ&ジン族の「魚汁」と民族衣装
「ハイウェイ北京」木曜日の番組は中国のトレンドや出来事などを紹介する「中国あれこれ」と少数民族の話をお届けする「56の民族、56輪の花」の二つのコーナーでお送りします。
「中国あれこれ」では深センの「サイレント・カフェ」や2019年度ネット流行語トップ10 に「断捨離」がランクインした話、「地下鉄時代」に突入した北京などについてお送りします。
「56の民族、56輪の花」で取り上げるのは京(ジン)族の「魚汁」と民族衣装の話です。
ジン族が集まり住む広西チワン族自治区の海辺の町・防城港市。地元では、開発可能な浅瀬や海水養殖場の陸地面積が広く、ジン族はこうした資源を開発利用し、利益を上げています。また、ジン族は多国籍の民族で、ベトナムの人々と共通した言葉や文化を持ち、国境貿易を行うのに便利な条件が整っているため、貿易を盛んに行っています。更に、地元の独特な漁村の風景を売りに観光業もよい発展ぶりを見せています。
海辺に住むジン族は魚の食べ方をいろいろと工夫し、小さな魚を調味料に漬け込んだ特製の「魚汁」を作ります。作り方は簡単で、魚を大きな桶の中に入れ、塩を撒き、桶いっぱいに魚を詰めて密封します。このまま数カ月置いておくと、魚が次第に溶けて赤っぽい液状になり、これが魚汁です。この魚汁は小さな魚でも、捨てることなく全部利用するジン族の知恵です。
ジン族には独自の民族衣装があり、女性の衣装は、ウエストに色鮮やかな帯をするのが特徴で、帯を多く持つほど豊かで器用だといわれます。男性の衣装は浅い青、紺、ブラウンの三色をよく使い、ズボンは黒、長くて緩やかでまちの長さはズボンの3分の2にもなります。
詳しくはどうぞ番組をお聞きください。(Mou、CK)