北京
PM2.577
23/19
深セン交響楽団が2020年5月に初の日本公演を行うことになりました。
同楽団は「アジアのシリコンバレー」と呼ばれる広東省深セン市で、1982年に創立されました。現在は110名の奏者を有し、毎年欧州や米国、アジア各国から音楽祭などに招待され、中国を代表するオーケストラとして世界各国との文化交流を行っています。
林大葉(リン・ダーイエ)
2020年は、深センの経済特区設立40周年とベートーヴェンの生誕250周年に当たる記念すべき年です。この節目に開催される初の日本公演では、実力・人気共に中国で注目される指揮者の一人、林大葉(リン・ダーイエ)がタクトを振り、中日の新時代を想起させるドヴォルザーク交響曲第9番「新世界より」が披露されます。また、ベートーヴェンの生誕250周年を記念して、世界の注目を集めるトルコ出身のピアニスト、ファジル・サイが深セン交響楽団と共にベートーヴェンピアノ協奏曲第3番を演奏する予定です。
ファジル・サイ
今回、深セン交響楽団を日本に招聘したアーモンド株式会社の松田亜有子社長は「いま、世界の音楽会が中国に注目しており、その中でも『爆速』で経済発展を遂げる都市に根ざした深セン交響楽団は、世界で最も勢いのあるオーケストラと言える。その実力を、日本の皆さんの耳に届けたい」と語りました。
深セン交響楽団の日本初公演は、来年5月6日に群馬県高崎市の高崎芸術劇場、8日に東京のサントリーホール、9日に新潟県新潟市のりゅーとぴあ(新潟市民芸術文化会館)で、計3回行われる予定です。(鵬、謙)