北京
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夢枕獏の人気小説『陰陽師』が郭敬明(グオ・ジンミン)監督により中国で映画化されることが決定していましたが、この中国版『陰陽師』が、『晴雅集』と『瀧夜曲』という2部作として制作されることが明らかになりました。
『晴雅集』は、安倍晴明と源博雅の出会いや、100年前の秘密が封印された怪奇事件に挑む様子を描く内容で、『瀧夜曲』は、主人公2人が新たな難事件に挑戦し、世の中を大きな陰謀から救う物語となっています。夢枕獏自身も脚本顧問を務めるということです。
中国の人気小説家で、2013年に自身の小説を原案とした『小時代(Tiny Times)』で映画監督デビューを果たした郭敬明(グオ・ジンミン)ですが、久々の監督作品だけあって大きく期待されています。気になるキャスティングですが、主演の安倍晴明役には徐克(ツイ・ハーク)監督の名作『ライズ・オブ・シードラゴン 謎の鉄の爪』や『王朝の陰謀 闇の四天王と黄金のドラゴン』などの趙又廷(マーク・チャオ)、源博雅役には『霜花の姫~香蜜が咲かせし愛~(原題:香蜜沈沈燼如霜)』などドラマで活躍中の若手俳優・鄧倫(ダン・ルン)が抜てきされているほか、『歓楽頌2』などの人気女優・王子文(ワン・ズーウェン)や、2016年香港アカデミー賞=香港電影金像奨で『九龍猟奇殺人事件(原題:踏血尋梅)』により最優秀主演女優賞を受賞した春夏(チュンシャー)、オーディション番組出身の若手俳優、汪鐸(ワン・ドゥオ)らが出演。公開日はまだ発表されていません。
一方で、小説とは別に、中国で大ヒットしたゲーム『陰陽師』を原案にした同名映画も制作されており、2020年に公開される予定です。(ミン・イヒョウ 謙)