北京
PM2.577
23/19
【ちょっと気になる】
我不要你觉得,我要我觉得(wǒ bú yào nǐ jué de wǒ yào wǒ jué de)
そっちがどう思うかではなく、こっちがどう思うかで決めるんだ
2019年の夏に放送されたバラエティ番組「中餐庁(中華料理店)」のシーズン3のゲスト、黄暁明(ホアン・シャオミン)の口から生まれた流行語で、その意味は「そっちがどう思うかではなく、こっちがどう思うかで決めるんだ」という発言です。
番組で、黄暁明は、「俺様ファースト」、つまり自己中心的な考えを持つ、「レストランの店長」役を務めました。レストランのメニューから仕入れまでの一切について他人の意見に耳を貸さず、自信たっぷりにごう慢な態度まる出しで、「そっちがどう思うかではなく、こっちがどう思うかで決めるんだ」と発言したのです。
さらには、劇中でのセリフ「話し合いの必要など無い」、「俺の言うことを聞けばいい。俺が店長なんだから」なども、ネット上で大きな話題となりました。
特に、「そっちがどう思うかではなく、こっちがどう思うかで決めるんだ」というフレーズが流行ったことは、ワンマンな人や横暴な人に対する反感や嘲笑の気持ちが反映されているようです。
ネットで流行っている小説には「覇道を歩むリーダー」が主人公のパターンが多いのですが、実際の生活の中で、特に大人の世界でそういったタイプの人がもし本当にいたら、憧れよりも、苦手な感情が先にくるかもしれませんね。
今の世の中では、やはり他人の気持ちを尊重する優しい人が人気ですね。
【キーワード】
殷鉴不远(yīn jiàn bù yuǎn)
戒めとすべき失敗例はごく身近にある(殷鑑遠からず)
{意味}
これは『詩経』に由来する句で、殷鑑遠からず。殷の国が鑑とすべき手本は、遠い所に求めなくても、同じく悪政で滅んだ前代の夏の国にある、つまり、戒めとすべき例はごく身近なところにあるものだというたとえです。
しばらく聞かれなかった言葉ですが、最近の外交部の記者会見に出てきました。
{使い方}
外交部:“9·11”事件殷鉴不远 美方不要好了伤疤忘了痛
(9・11テロは戒めるべき身近な例。その悲しみを忘れてはならないと外交部が米国に求める)
http://news.cri.cn/20191205/5597e545-e1c3-c342-1772-546e47cdb43c.html
毁灭性罚金殷鉴不远:美企诉维C三巨头价格同盟
(壊滅的な罰金は殷鑑遠からず 米企業、三大ビタミンC大手の価格同盟を起訴)
http://jingji.cntv.cn/2012/07/12/ARTI1342054248062983.shtml
被总书记6次批示的“秦岭违建别墅”殷鉴不远,青山变“房山”的冲动为何难以抑制?
(総書記に6回の指示受けた「秦嶺の不法別荘」は戒めるべき近年の失敗 緑の山を住宅の山にする衝動はなぜ抑えられないのか)
http://news.sina.com.cn/c/2019-02-26/doc-ihsxncvf7838189.shtml
前辈覆辙殷鉴不远 二次脱欧公投是不可触碰的高压线
(失敗の前例は目の前に 二回目のEU離脱に関する国民投票はレッドライン)
https://finance.sina.com.cn/stock/usstock/c/2018-11-20/doc-ihmutuec1771769.shtml