北京
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日本各地のグルメを紹介し、日本料理の魅力をアピールするイベント「匠心極致 日本美食(匠の心極まる日本の美食)」が9日、北京で開催されました。日本大使館の横井裕大使、中国でも多くのファンがいる元卓球日本代表の福原愛さん、熊本県PRマスコットキャラクターのくまモンが駆けつけ、約150人が出席しました。
横井大使
横井大使は挨拶で、「中国の目覚ましい発展ぶりには隔世の感がある」と述べたうえで、中国の日本料理店は「6年前の2013年には1万店舗だったのが2019年は6.5万と、2年で2万店舗ずつ増えている。いまや米国を抜いて、中国は日本料理店の数が世界最多の国となっている」と紹介しました。日本食の魅力について、横井大使は、「一つには、『匠』の心だろう。日本食は食材、料理、食器に至るまで、職人の長年の経験に裏打ちされた技術、そして細部へのこだわりの結晶である。もう一つ、日本食には簡単で、健康に良く、美味しいという魅力がある」と述べました。
マグロ解体ショー
会場には、日本の地方自治体、北京にある日本料理店のブースが出展され、おにぎり、おでん、お茶漬け、日本米、日本酒などの展示、試食のほか、地方の魅力をPRする観光案内も行われました。また、マグロの解体ショーにも大勢の見学者を引き付けました。
特別ゲストのくまモンと福原さん
福原さんは囲み取材で今回の中国訪問について、「昨日は日中の大学生と交流したり、卓球をしたりして、今日は日本の美味しいものを皆さんに紹介でき、とても嬉しい。このような活動を元に、両国のますますの発展と関係がもっと良くなることを祈っている」と話しました。さらに、訪日した中国人にお薦めの日本料理について尋ねられたのに対して、福原さんは「和牛、刺身とラーメン」と薦めました。
今回のイベントは日本外務省及び在中国日本大使館が主催し、先月1日から始まった地域の魅力海外発信支援事業の一環です。キャンペーン期間中、中国全国の小売店約700店舗、日本料理店20店舗、EC(電子商取引)3店舗により、日本産品フェアや日本料理フェアを開催しています。キャンペーンはこの27日まで続きます。(取材:李陽)