北京
PM2.577
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1時間目 中国八大料理の湘菜(湖南料理)後編
湖南省の飲食風習には次のいくつかの特徴があります。
まず、湖南省も例外ではないですが、中国では食事を取る行動には重要な社会的意義があります。「ご飯は食べましたか」、この表現は中国語では顔合わせをする際の挨拶言葉でもあります。日本語でいう「こんにちは」の意味として使われています。こうした表現からも分かるように、「食べること」が社交的な意味もあります。
次に、湖南省の人は辛い味を好む習慣があります。これは地元の地形と気候と関係があります。山間地帯が多いため、昔では貧しい地方が多く、新鮮な野菜を食べることすら難しかったです。その代わり、値段が安く、刺激性が強い唐辛子をご飯など主食のおかずにしていました。また、湖南省は気候上、湿気が多いため、唐辛子を直接食べたり、調味料に使ったりすることで、体内に溜まる湿気を追い払う効果もあるとされています。このような背景で清王朝の末期に、調味料としての唐辛子が湖南省に定着し、現地の食文化の一部として融合しました。詳しい内容は番組をお聞きください。
2時間目 湖南省常徳市の観光スポットとグルメ
湖南省の北部に位置する常徳市は、洞庭湖の西、武陵山のふもとにあります。長江経済ベルト、長江中流都市群及び環洞庭湖生態経済圏における重要な都市です。漢民族のほか、45の少数民族が住んでいます。全市人口582万人のうち、少数民族がおよそ50万人占めています。ちなみに、常徳市の面積は18189平方キロ。
この時間は、常徳市を代表する観光地である桃花源風景名勝区、澧州古城をご紹介します。また、地元グルメの「常徳米粉」と「海皇豆腐」も取り上げますよ。ぜひお聞き逃しのないように。(まとめ:任春生)