北京
PM2.577
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先週末に中国で二つの世界レベルの大会が開かれました。今日のこの時間はそれぞれの大会について、CRI評論員が書いた文章を抜粋してご紹介したいと思います。
【CRI時評】中国にはマクロ経済の目標を確保する能力がある
19日に開幕した2019世界VR(バーチャル・リアリティー)産業大会で、中国の劉鶴国務院副総理は演説を行い、中国経済の目下の情勢を深く分析し、中米経済貿易協議の進展について正面から回答し、三つの積極的なシグナルを示しました。三つのシグナルとは、中国経済が長期的によい方向に進んでいる基本面に変化はないこと、中米経済貿易協議では多くの領域で実質的な進展を得、段階的な合意を締結するための重要な基礎を固めたこと、中国は、マクロ経済の既定の目標を確保することに完全な自信と能力を持っているということです。
注目すべきなのは、中国は開放を一貫して堅持しつつ、イノベーションを進めていることです。中国の習近平国家主席は、中国は人工知能の分野で各国と「共に発展を推進し、共に安全を守り、共に成果を享受する」ことを望み、5G技術を含む最新の研究成果を各国と分かち合うことを望むと述べています。中国はこのたび、外部環境がいかに変化しようと、中国は開放された環境のもとで仮想現実産業の発展を推し進めることを堅持し、各国が中国に投資することとさまざまな形式での協力推進を歓迎すると固く約束しました。このことが、世界が巨大規模の中国市場及び発展のチャンスを享受する一助になることは間違いありません。
中国経済について外界が注目する別の問題として、経済貿易摩擦があります。1年あまりの話し合いと対立を経て、中米経済貿易協議は多くの領域で実質的な進展を得ました。このことで、双方は段階的な合意を締結するための重要な基礎を固めました。さらにこれは、中米双方が消費者と生産者の利益を優先して考え、最も実際的な方法で問題を解決する道を見出したことを意味します。貿易戦争の停止は中国に利をもたらし、アメリカに利をもたらし、世界全体にも利をもたらします。これは中米双方の最新の共通認識であり、生産者も消費者も共に待ち望むことです。中国には活力に満ちたミクロ面の基盤があり、強靭かつ巨大な転換の余地があり、充足したマクロ政策の手段があります。中国は各種の試練に対応し、マクロ経済の既定目標を確保し、経済の質の高い発展を進めることについて、自信と能力を完全に備えています。(CRI論説員)
【CRI時評】「中国方案」がサイバー空間運命共同体構築をアシストする
2019-10-21 11:27 CRI
第6回世界インターネット大会が20日、中国浙江省烏鎮で開幕しました。今年はインターネット誕生50周年に当たり、中国が全面的にインターネットに接続してから25周年にもあたります。(5G)第5世代移動通信技術に代表される新ラウンドの科学技術革命と産業変革が進み、インターネット産業は広大な発展空間に直面しています。2018年の中国のモバイル決済規模は277兆4000億元と世界一であり、デジタル経済規模は30兆元を超え、GDPの3分の1を占めています。
一方、どんな技術も「両刃の剣」です。インターネットは情報の利便性、発展と繁栄をもたらす一方で、リスクと課題も生み出しています。近年、ハッカーによる攻撃や個人情報流出、ネットワークモニタリング、サーバーテロなどの事件が多発しています。一部の国は、サイバー覇権を押し広め、他国のインターネット技術・産業に圧力をかけ、国際社会の懸念を深刻化させています。
ネットの安全なくして国家の安全はありません。中国はサイバー攻撃の被害国であり、サイバーセキュリティーの擁護者でもあります。今回の世界インターネット大会を前に、組織委員会が公布した「サイバー空間運命共同体の共同構築」コンセプト文書は、中国の見解と主張を詳細に説明するものであり、国際社会に対し、サイバー空間を人類全体に利益をもたらす発展共同体、安全共同体、責任共同体、利益共同体にすることを提唱しています。
将来を見据えて、各国は、互いの核心的利益を尊重するという前提で、より多くのコンセンサスを集め、共通の課題に対処し、インターネット技術を、各国の人々により良い利益をもたらし、人類社会の長期的発展に奉仕するものにしなければなりません。(CRI論説員)
チャイナビジョン、今回は先週末に開かれた二つの世界レベルの大会について、CRI評論員が書いた文章を抜粋してお伝えしました。