北京
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「国際秩序の維持とアジア太平洋平和の共同構築」をテーマにした第9回北京香山フォーラムが21日午前、北京国際会議センターで開幕しました。開幕式に出席した魏鳳和国務委員兼国防部長が習近平国家主席の祝賀メッセージを代読した後、基調講演を行いました。
魏部長は基調講演の中で、「新時代に入った後、中国の軍隊は終始、平和的な発展の道を歩み、防御的な国防政策を揺るぎなく実施し、国家の主権、安全保障と発展の利益を断固として守り、人類運命共同体の構築に積極的に奉仕している」と述べました。その上で「中国は、諸外国とともに共通、包括、協力かつ持続可能な新安全保障観に基づいて、アジア太平洋地域の安全保障ルールの構築を積極的に推し進め、アジア太平洋多国間メカニズムをアップグレードさせ、その改善をはかっていく。と同時に、新しいタイプのアジア太平洋地域安全保障パートナーシップを作り、域内の安全保障分野での実務的軍事協力を着実に展開し、地域一体化にふさわしく、各国にあまねく受け入れられ、各国のニーズを考慮に入れた安全保障の枠組みの構築に尽力していく」と語りました。
北京香山フォーラムは2006年に発足し、今大会には76の政府代表団、23人の国防相、6カ国の国防軍司令官、8つの国際組織の代表、そして、各国の専門家、学者、オブザーバーなど計1300人以上の参加を引き付けています。(任春生、Yan)