北京
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1時間目 二十四節気「秋分」
今年は9月23日が「秋分」でした。秋分は二十四節気における16番目の節気で、秋に入ってから4番目の節気です。この日は、昼の時間と夜の時間が等しく12時間になります。それ以降、北半球では昼の時間が夜より短くなっていきます。
秋分の時期は、中国のほとんどの地域が爽やかな秋に入ります。南下する寒気団が勢力の衰えていく暖気団に遭遇して時々雨などが降りますが、雨が降るごとに気温は下がっていきます。長江流域とその北側の地域では平均気温が22度以下となり、爽やかな天気が続きます。
中国における秋分の伝統的行事には、お月様をまつる、秋の野菜を食べる、凧揚げする、生卵を立てるなどがあります。
また、秋は空気が乾燥しているため、体内の陰陽のバランスを取り、水をたくさん飲むほか、ゴマ、クルミ、もち米、蜂蜜、牛乳製品、梨を食べるとよいとされています。詳しくはぜひ番組をお聞きください。
2時間目 二十四節気「寒露」
今年は10月8日が「寒露」でした。寒露は二十四節気における17番目の節気で、秋に入ってから5番目の節気となります。天候が爽やかな日々から寒くなっていき、南方地域でも秋が深まり気温が下がります。北方地域は秋から徐々に冬に入ります。広東省などの華南地域は最高気温が30度と高めですが、長江流域の都市では、20度前後、東北部や西北部などの北方地域は最高気温でも10度から15度前後となります。
寒露を迎えると、農家は綿、中部と揚子江地域では成熟稲の収穫が忙しくなります。そして、華北地域では小麦の種まきが行われ、ここから年末まで農家の人々は忙しい日々を送ります。詳細については、どうぞ番組をお聞き逃しなく!(まとめ:任春生)