北京
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1時間目 中国八大料理の淮揚料理(後編)
1949年10月1日午前、新中国成立の式典が行われました。その夜は北京飯店で盛大な宴席が設けられました。そこで出された料理は、このホテルの料理人が作った淮揚料理でした。メニューは周恩来元総理が指定したと言われています。淮揚料理は、発祥地である揚州市と淮安市だけでなく、上海や南京をはじめとする揚子江地域でもよく食べられ、北京市など他の地域の飲食市場でも一定のシェアを占めています。
京杭大運河を龍にたとえると、その頭は北京にあり、尻尾は杭州にあり、その心臓は江蘇省の揚州市と淮安市にあります。淮安市はちょうど、中国の南北境界線にある町で、歴史上、日本人、新羅人、アラビア人などがここに来て、貿易や文化交流などに携わりました。そのため、これらの国や地域からもたらされた飲食文化も淮揚料理に組み込まれたのです。詳しい内容については是非、この時間の番組をお聞きください。
2時間目 江蘇省高郵市の観光スポットとグルメ
高郵市は揚州管轄下の県レベルの市で、揚州および江蘇省の中部にあります。長江デルタ地域に位置し、南京都市圏に組み込まれています。町としての歴史は2000年以上で、世界遺産に登録された京杭大運河1ヵ所、4A級観光地2ヵ所、3A級観光地5ヵ所を有します。面積は1963平方キロ、人口は約80万人。
この時間は高郵市の有名な観光地として、盂城駅、高郵菱塘モスク、高郵文遊台をご紹介します。また、地元のグルメ「蘆蒿炒肉糸」と「慈姑紅焼肉」も取り上げますよ。さらに特産品の家鴨の卵の漬物(特徴は二黄卵)と秦郵董糖をご紹介。ぜひ、お聞き逃しなく!(まとめ:任春生)