北京
PM2.577
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1時間目 中国八大料理の淮揚料理(前編)
「淮揚菜」(「菜」は「料理」の意)は、中国の伝統的な料理体系の1つで、淮安市と揚州市が発祥地であるとされます。食材として旬の野菜のほかに、河や湖の魚介類がたくさん使われることが特徴です。淮揚の料理人の精神とは、「和、精、清、新」という調理理念に従い、食材本来の味を生かして丹念に料理を作ることにあります。
約4千年前の揚州近辺では、陶器の食器がすでに使われており、その後の古邗国の時代(中原地域の夏、商、周の時代)に使われていた青銅器の食器も発掘されました。この時代に、この土地で食文化が発達していたことの証となっています。
前漢の時代に淮安出身の詩人・枚乗氏が書いた「七発」という詩には、当時の豪族の宴会メニューにあった熊の掌、鯉の肉、野菜などを使う料理名が記されています。詳しい内容については、是非この時間の番組をお聞きください。
2時間目 江蘇省淮安市の観光スポットとグルメ
淮安市は江蘇省北部の真ん中にあり、江淮平原の東部にある長江デルタ地域の都市です。北は連雲港市、南は揚州市と接しています。面積は1万72平方キロ、人口は492万人(2018年現在)。淮安市には2200年の歴史があり、蘇州市、杭州市、揚州市と並ぶ京杭大運河沿線の4大都市の一つとされています。
この時間は、淮安市の有名な観光地として、河下古鎮、周恩来記念館、淮安府署(古代の役所)をご紹介します。また、地元のグルメ「軟兜長魚」と「平橋豆腐」も取り上げますよ。ぜひ、お聞き逃しなく!(まとめ:任春生)