北京
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「シルクロード上の西安」をテーマとした外国人記者の取材活動が今月9日、陕西省西咸新区の灃東城で行われました。
『詩経』に登場した小さな田舎町にて(写真 張静攀)
西安に流れる灃河の東側にある灃東城は、中国最古の詩集である『詩経』の発祥地として知られ、中国で初めて『詩経』をテーマに開発した観光地です。2017年9月27日にオープンして以来、世界各地の人が『詩経』のルーツを求めてここを訪れています。
『詩経』に登場した小さな田舎町にて(写真 張静攀)
アラブ首長国連合(UAE)のメディア「中国・アラブ衛星テレビ」のZrykou Rachid(中国名:康恩中)さんは、「タイムスリップしたようだ。皇帝が壮大な演奏を聴くなど、中国文化の一コマ一コマが映画のワンシーンのように目の前に浮かんできた。最高の体験で、昔の中国の魅力を肌で感じることができた」と話しました。
また、フジテレビの進藤圭司プロデューサーは「日本にも、『詩経』に登場したような古い文化で有名な町がある。たとえば京都や奈良は、当時の長安にならって作った町である。千年以上前、遣隋使や遣唐使が中国の税制や法律制度などを日本に伝えた。こういった昔の長安の文化を学ぶことで、現在の京都や奈良が作られたわけである」と語りました。(ミン・イヒョウ 森)