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「ワイルド・スピード」の初スピンオフ作品『ワイルド・スピード/スーパーコンボ(中国題:速度与激情:特別行動)』と国産アニメ大作『哪吒之魔童降世』がワンツーをキープ。新たな国産アニメ『羅小黒戦記(The Legend Of Hei)』は初登場3位で、早くも9月20日の日本公開が決定。
単位:万元
~作品紹介~
【1位】ワイルド・スピード/スーパーコンボ(中国題:速度与激情:特別行動)
公開日:2019年8月23日
監督:デヴィッド・リーチ
主演:ドウェイン・ジョンソン ジェイソン・ステイサム イドリス・エルバ ヴァネッサ・カービー ヘレン・ミレン
大人気シリーズ「ワイルド・スピード」の初スピンオフ作品『ワイルド・スピード/スーパーコンボ(中国題:速度与激情:特別行動)』が3週連続1位をゲット。シリーズ通算9作目に当たる今作では、「ワイルド・スピード MEGA MAX」で初登場して以降、シリーズの主要人物の一人になったルーク・ホブス(ドウェイン・ジョンソン)と、「ワイルド・スピード EURO MISSION」からシリーズに参戦したデッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)が、タッグを組んで謎の強敵ブリクストンに挑んでいく姿を描いています。日本では8月2日から公開されました。
【2位】哪吒之魔童降世(Ne Zha)
公開日:2019年7月26日
監督:餃子(ギョーザ)
主演:呂艶婷(リュ・イェンティン)囧森瑟夫(ジョンセンセフ)瀚墨(ハンモオ)陳浩(チェン・ハオ)
国産アニメ大作『哪吒之魔童降世』がロングヒット中。哪吒は托塔天王(李靖)の三男として知られる少年戦神、今作では、町中で煙たい存在だったいたずら小僧から町を守るヒーローへと成長していく哪吒の姿が描かれています。この作品でメガホンを取っているのは、リアリティとコメディタッチを併せ持つ作風で知られる若手アニメ監督の餃子(ギョーザ)。8月29日から北米&豪州で一般公開中。日本公開は未定。
【3位】羅小黒戦記(The Legend Of Hei)
公開日:2019年9月7日
監督:木頭(MTJJ)
主演:山新(シャンシン)皇貞季(ホァン・ジェンジー)郝祥海(ハオ・シャンハイ)劉明月(リウ・ミンユエ)
9月7日に緊急上映された国産アニメ映画『羅小黒戦記(The Legend Of Hei)』が初登場3位に。人間と妖怪が共存する世界で、放浪の旅をするネコ型妖怪・羅小黒が人間とぶつかり合いながら人間への理解を深めていく様子を描く冒険ストーリーです。本作は2011年に放送された同名テレビアニメの劇場版に当たり、日本でも9月20日(金)より池袋HUMAXシネマズにて公開される予定です。
【4位】烈火·英雄 (The Bravest)
公開日:2019年8月1日
監督:陳国輝(トニー・チャン)
主演:黄暁明(ホァン・シャオミン)杜江(ドゥー・ジャン)譚卓(タン・ジョオ)楊紫(ヤン・ズー)
『怦然星動』(2015)や『全城熱恋』(2010)などラブコメディで知られる香港の陳国輝(トニー・チャン)監督の最新作がロングヒット中。今作は消防士の活躍を描くパニック・アクション映画で、中国の作家、鮑爾吉·原野の長編ノンフィクション作品「最深的水是涙水」を原案にしたものです。主演は『The Crossing ザ・クロッシング』(2014)の黄暁明(ホァン・シャオミン)や『紅海行動(Operation Red Sea)』(2018)の杜江(ドゥー・ジャン)など。
【5位】フリーソロ(中国題:徒手攀岩)
公開日:2019年9月6日
監督:エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィ ジミー・チン
主演:アレックス・オノルド サニ・マクキャンドレス ジミー・チン トミー・コールドウェル
今年の米国アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞をはじめ、2018年のトロント国際映画祭観客賞や2019年の英国アカデミー賞など、世界で20賞を総なめにした2018年の話題作『フリーソロ(中国題:徒手攀岩)』が遂に中国公開をスタート。タイトルの「フリーソロ」とは安全装置などを使用せずに素手でクライミングするロッククライミングの一種で、今作は、フリーソロの第一人者とも呼ばれるクライマー、アレックス・オノルドのチャレンジに迫るドキュメンタリー映画です。監督は『MERU/メルー』でもタッグを組んだエリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィとジミー・チンの2人。高さ1キロメートル近い岩肌に挑むクライマーの姿を至近距離で活写するため、2人もクライミングに挑戦。臨場感あふれるカメラワークが見所で、クライマーの奮闘劇はもちろん、映画クリエーターたちの献身的な仕事ぶりも話題を呼びました。日本公開も9月6日(金)。
【6位】ロボット2.0(中国題:宝莱塢機器人2.0:重生帰来)
公開日:2019年9月6日
監督:シャンカール
主演:ラジニカーント アクシャイ・クマール エイミー・ジャクソン
2009年にインド史上最高の興行収入を叩き出した『ロボット』の続編『ロボット2.0(中国題:宝莱塢機器人2.0:重生帰来)』が、中国で一般公開スタート。今作では、主人公のバシー博士が伝説のロボット「チッテイ」をバージョン2.0として復活させて、インド中の人々を守る壮大なバトルに立ち向かいます。監督と主演は前作のシャンカールとラジニカーントが続投。日本では10月25日(金)より新宿ピカデリーほか全国で順次公開されることが決定しています。
【7位】鋌而走険(Vortex)
公開日:2019年8月30日
監督:甘剣宇(ガン・ジェンユー)
主演:大鵬(ダーポン)欧豪(オー・ハオ) 李夢(リー・モン)曹炳琨(ツァオ・ビンクン)
『屌糸男士』や『煎餅侠』などのコメディーでおなじみの大鵬(ダーポン)主演の最新作は、犯罪サスペンス『鋌而走険(Vortex)』。社会派作品で知られる曹保平(ツァオ・バオピン)監督がプロデューサーを務め、山間部で起こる謎の事件に巻き込まれる人々の姿を描いています。
【8位】検察側の罪人(中国題:検察方的罪人)
公開日:2019年9月6日
監督:原田眞人
主演:木村拓哉 二宮和也
中国でも大人気の2大アイドルである木村拓哉と嵐の二宮和也が初共演した映画『検察側の罪人(検察方的罪人)』が一般公開スタート。同作品は、『クローズド・ノート』『犯人に告ぐ』などで知られる雫井脩介のミステリー小説を原案にしたもので、東京地方検察庁を舞台に、木村演じるエリート検事と二宮演じる新米検事が、ある殺人事件の捜査をめぐってそれぞれ抱く正義によってぶつかり合う様子が描かれています。メガホンを取っているのは『突入せよ!「あさま山荘」事件』などの原田眞人監督。なお、中国公開版のキャッチコピーは「守住底線(その一線を守れ)」となっています。
【9位】使徒行者2:諜影行動 (Line Walker 2)
公開日:2019年8月7日
監督:文偉鴻 (マン・ワイフン)
主演:張家輝(ニック・チョン)古天楽(ルイス・クー)呉鎮宇(フランシス・ン)姜珮瑶(ジャン・ペイヤオ)
香港の文偉鴻(マン・ワイフン)監督の話題作『使徒行者(ダブル・サスペクト 疑惑の潜入捜査官)』の3年ぶりとなる続編『使徒行者2:諜影行動 (Line Walker 2)』がロングヒット中。潜入捜査がキーワードとなる同シリーズ、前作と同様、警察内部の駆け引きや男同士の友情を中心に描いていますが、人物設定とストーリーは前作とはまったく関連性がなく、舞台も前作のブラジルからミャンマーとスペインに移されたため、続編といえども、真新しい作品として堪能できます。
【10位】最長一槍(The Longest Shot)
公開日:2019年9月6日
監督:徐順利(シュー・シュンリー)
主演:王志文(ワン・ヂーウェン)余男(ユー・ナン)李立群(リー・リーチュン)許亜軍(シュー・ヤージュン)
中国でほかに類を見ない「殺し屋映画」の新作『最長一槍(The Longest Shot)』が一般公開スタート。今作は、中国とオーストラリアで撮影された中豪合作でもあり、主演を務めているのは2015年に『黄金時代』によりアジア・フィルム・アワード最優秀助演男優賞に輝いた実力派の王志文(ワン・ヂーウェン)。プロの殺し屋・趙が足を洗おうと決め、ラストオーダーとして同時に2件の依頼を受けたものの、それぞれの依頼主がお互いにターゲット同士であったことに気づき、究極の選択を迫られるというストーリー。共演は、国際的に知名度の高い女優の余男(ユー・ナン)、往年の名優、李立群(リー・リーチュン)や許亜軍(シュー・ヤージュン)のほかに、中国のバラエティで活躍する人気の「外タレ」夏克立(Christopher Downs)も脇を固めています。2017年にカンヌ国際映画祭で初お披露目となったこの作品が、遂に2年越しの一般公開を実現しました。(ミン・イヒョウ 謙)