北京
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2019年は中日青少年交流推進年に定められています。これに伴い、「中日友人の心を繋ぐ」と題する、マンガデザインがテーマの講演会が3日、北京の在中国日本大使館で開催されました。この講演会は、在中国日本大使館の後援を受けてマンガデザイナーズラボが主催するものです。在中国日本大使館の堤尚広公使が出席し、マンガデザイナーズラボの吉良俊彦氏が講演しました。
北京の日本大使館で講演する吉良俊彦氏(マンガデザイナーズラボ)
マンガデザインとは、デジタル化の時代において漫画をグラフィックデザイン化することで、複雑な内容を分かりやすく変身させる手法のことです。マンガデザインは、世界各国の人々のコミュニケーションも容易にします。
講演会では、漫画と広告を融合した、各分野におけるマンガデザインの活用や、中国と日本の若者の交流を促進している実例などが紹介されました。
中日交流におけるマンガデザインの役割について、吉良俊彦氏は「マンガデザイナーになりたいと考える中国の若者には、ぜひチャレンジしてほしい。両国の非常に良い交流になるはず」と述べたうえで、「中国の皆さんには実際に日本に来ていただきたい。お互いの国を見て、感じて、交流する、行動が伴う交流ができれば良い。同じアジアの人として、必ずつながることができる」と語りました。
なお、北京市の在中国日本大使館と中国伝媒大学では、「マンガデザイン展――中日友人の心を繋ぐ」と題する展示会が、3日から14日にかけて開催されています。(シンエン、謙)
講演会で紹介されたマンガデザインの例「Rio 2016 to Tokyo 2020」