北京
PM2.577
3/-2
山東省龍口市東江鎮にある南山村は、「新農村」を代表する村の一つです。改革開放政策の実施以降、南山村は昔ながらの伝統的な農村のイメージとは異なる、ハイテク産業、金融、教育、観光、医療などがそろった「新農村」として発展しています。
衣類生地を生産する工場
南山村の面積は50万平方メートルあり、3つのエリアに分かれています。北側は工業パークです。ここには電力企業、アルミニウム原材料の生産企業、衣類やテキスタイルの製造企業、金融機関、教育機関などがあります。アルミニウム産業では、缶、食品・薬品のパッキング、アルミ箔、家電部品、アルミサッシなどの日常品分野から、航空機、高速列車、コンテナ、自動車、建築材料などハイテク分野にわたって原材料を提供しており、世界で唯一の完全な短距離アルミニウム産業チェーンが実現しています。また、教育面では幼稚園から小学校、高校、大学までの教育システムが構築されています。
アルミニウム製の缶
アルミニウム合金で作られたスマートフォンやパソコンの部品
航空機に用いられるアルミニウム部品の紹介
南側は観光エリアです。総面積は14万平方メートルで、エリア内には5A級観光地、リゾートホテル、コンベンションセンター、ゴルフ場、馬場、ワイン醸造場、果樹園などがあります。
宗教文化園の南山大仏。高さ38.66メートル、重さ380トンの、アジアで一番高い青銅製の座像
ワイン醸造場のブドウを発酵させる機械。容量は120トン
ワイン蔵
村の東側は健康医療エリアです。レジャー療養センター、リハビリテーションセンター、病院などが建てられています。医療保健、健康管理、健康食品など全面的な健康医療システムの構築に力を入れています。(取材:李陽、チェック:梅田謙)