北京
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フィンランドのヘルシンキで、来月2日から4日にかけて、世界観光都市連合会(WTCF)とヘルシンキ市の共催による「香山観光サミット」が開催されます。今回は「スマート観光:観光都市の革新発展の道」をテーマとし、世界の観光産業の躍進的な発展を後押ししていきます。
サミットは、開幕式や基調演説、理事会、特別対話、テーマフォーラム、記者会見、取引会、展覧会、閉幕式などが行われます。世界各国の観光相や市長、国連世界観光機関(UNWTO)、上海協力機構(SCO)などあわせておよそ40人が出席するほか、およそ60カ国あわせて100ヵ所近くの都市から500人余りが参加するということです。
期間中に行われる特別対話では、「スマート観光の都市の革新と実践」、「資源の統合による観光地のスマートな発展」といった話題をめぐって、スマート観光と都市の発展の高め合いについて話し合いが行われます。
また、連合会は、国連世界観光機関と都市観光などについて協力を展開する覚書に調印するほか、「全世界スマート観光都市報告」や「世界観光都市発展報告(2019)」などを発表します。このうち、「全世界スマート観光都市報告」では、北京、ヘルシンキなどの6都市の事例や、マサチューセッツ工科大学やテンセント(騰訊)などによるスマート観光に関する研究や実践を通じて、世界の観光発展へアイデアを提供する予定です。そして、「世界観光都市発展報告」では、資源の魅力、産業の競争力など6つの面から、観光都市が発展する中で直面する課題を分析し、対策や提案を打ち出すほか、観光都市の総合ランキングと6つの部門における上位20都市を発表します。
この「香山観光サミット」は、観光産業の発展に取り組み、各代表の交流の場となっているほか、都市や団体などのための資源や商品のキャンペーンの場ともなっています。期間中、取引会や展覧会なども行われ、会員となっている凱撒旅遊、衆信旅遊、携程旅遊網、途牛旅遊網、中国国際旅行社総社、中国旅行社総社、中青旅控股公司など18社の旅行会社が各国の企業と商談を行います。
今回のサミットを主催する世界観光都市連合会は、北京で発足し、世界の多くの観光都市や旅行会社とともに結成した、都市を主体とする世界的な観光団体です。2012年の発足以来、「香山観光サミット」を7回開催しており、会員数は当初の58社から218社に拡大しています。(玉華、森)