日本人スタッフのつぶやき394~市内通勤鉄道を再び体験しました

2019-08-16 14:36  CRI

 8月中旬になり、少し秋風も感じられる北京から森です。久しぶりに鉄道ネタをお届けします。去年の年初に開通し、つぶやき356号でレポートした北京市内の通勤路線が6月末に延長したとの情報を聞き、再び乗車体験しました。

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 列車番号「S105」のこの列車は北京西駅を出発し「喬荘東」駅行きで、前回報告時より数キロほど延長しています。車両はこれまでと同じ8両編成です。この発車ホームは駅の一番端にあり、改札から階段なしでたどり着ける完全バリアフリーです。こうした形は日本では非常に少なくなりましたね。

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 また今回、中国人のみ対象ですが改札口に顔認証システムが導入され、一段と乗りやすくなっています。しかし前回気になっていた乗車率は上の写真の通りです。中国では「鉄路」の通勤利用はやはりいまひとつ進んでいないようです。

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 途中、北京駅で多少の通勤客を降ろし、他はノンストップで40分ほどで終点に着きました。延長区間はもともと貨物線で、今回新しく旅客列車用の頭端式ホームが設けられ、また駅前にはアクセス用の路線バスを運行させています。

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 路線図は上の通りです。終点は市街地から真東にあることがわかります。このあたりは「通州区」といい、つぶやき389号で紹介した5月のハーフマラソンのスタート地点にほど近いところです。

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 この橋のすぐ近くがマラソンのスタート地点で、今回の路線延長区間もこのすぐそばを走っています。なおマラソン出走当時は、コース沿いに線路が敷かれていることに気づきませんでした。風光明媚な川の向こうに高層マンションが立ち並んでいます。

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 その橋の袂に、同じく都心方面に通じる地下鉄の駅があります。通勤ラッシュの緩和へ、並行する鉄道を有効に活用してほしいところです。

 ところでこの地下鉄線で最近、日本と同じサービスが始まりました。

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 北京市内の複数の路線で、「弱冷房車」が導入されています。ご覧のように車体ではなくホームにその旨が表示されています。

 今年も後半に入りましたが、北京はこれから鉄道の開通ラッシュを迎えます。まず9月末の新空港オープンの際に、シャトル路線および並行する高速鉄道が同時開通し、そして年末には冬季五輪会場の張家口までの高速鉄道が走行開始、さらに複数の地下鉄路線が延長開通する予定です。交通インフラの整備は着々と進んでいます。(森 雅継)

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