北京
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日本の人気俳優オダギリジョー氏が10月10日~19日に開催される第3回平遥国際映画祭に出席することがわかりました。
平遥国際映画祭は、山西省出身の映画監督賈樟柯(ジャ・ジャンクー)氏の呼びかけにより、山西省平遥県で2017年に発足した国際映画祭で、今年で3年目を迎えます。なお、山西省平遥県は、山西商人が活躍した清代の金融センターとして有名な都市です。
オダギリジョー氏は、『ふたりの人魚』(2000)、『ブラインド・マッサージ』(2014)など、話題性に溢れる作品作りで知られる婁燁(ロウ・イエ)監督の新作『蘭心大劇院(Saturday Fiction)』(2019年公開予定)に出演していることから、中国でも注目度が高まっています。この新作『蘭心大劇院(Saturday Fiction)』は、1941年の上海を舞台に、鞏俐(コン・リー)演じる于菫が、女優として活躍しながらも、日本軍の情報を収集するために連合軍の諜報員として暗躍する姿を描いた作品です。中国を代表する大女優、鞏俐(コン・リー)女史とのオダギリジョー氏の共演にも期待がかかっています。
『蘭心大劇院』で競演するオダギリジョーと鞏俐(コン・リー)
オダギリジョー氏は、最近では監督としても活躍しており、8月28日(現地時間)から開催される第76回ベネチア国際映画祭ベニス・デイズ部門では、氏が初めてメガホンを執った長編作『ある船頭の話』が正式出品作品として上映されることが決まったほか、出演作の『蘭心大劇院(Saturday Fiction)』も同コンペ部門への出品を果たしています。(ミン・イヒョウ む)