北京
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中日メディア・シンクタンクハイレベルフォーラム「ハイエンド対話」の様子
中日両国の地方行政、メディア、出版、友好団体の関係者らが参加する「中日メディア・シンクタンクハイレベルフォーラム」が2日、湖北省の省都・武漢で行われました。このフォーラムは、同日に開幕した日本関西地区「対話湖北」交流イベントの一環でもあります。外交部新聞司、中国駐大阪総領事館が後援し、中国公共外交協会、湖北省人民政府、湖北ラジオテレビ局が実行しました。
テーマ「地域間の交流と協力を深化させ、中日関係の基礎を固める」をめぐって、地元湖北省政府やメディア関係者、中国駐大阪領事館・李天然総領事、中国駐国連ジュネーブ事務局の呉海龍元代表、中国翻訳協会の周明偉会長、京都府日中友好協会の田中彰寿会長のほか、読売新聞中国総局の竹内誠一郎局長、関西テレビ社長室の川端充経営戦略部長らがパネラーとして参加しました。
パネルディスカッションは「両国関係の長期的かつ安定した発展に向けて、両国の地域間交流と協力の果たせる役割」、「世論環境の改善と民意の基礎を固めることに向けてのメディアの責任と役割」を中心に、前半と後半に分けて行われました。両国のメディアにおける相手国に関する報道の現状や課題、SNSなどの台頭による従来メディアにもたらすインパクトへの対応、ニューメディアを生かした両国協力の可能性などをめぐり、活発な議論が行われました。
2日 日本関西地区「対話湖北」交流イベント、メディアなどが出席の開幕式
開幕式の模様
会場には、「対話湖北」への関西代表団のほか、中国中部の6省、広東省、江蘇省などの政府関係者や、メディア陣など300人余りが集まりました。
なお、今回の「対話湖北」は、関西地区における「対話中国」シリーズの第5弾として実施されたもので、関西のほか中国駐大阪総領事館の管轄地域(2府12県)から260人余りが参加しています。メディアやシンクタンクを交えてフォーラムを開催したのは今回が初めてです。来月には、湖北省の代表団が関西を訪れるとのことです。(取材:王小燕)