北京
PM2.577
23/19
聞き手:王小燕
先月に続いて、難波っ子の的場所長にお話を伺います。今回のトピックスは観光です。
大阪観光局によりますと、2018年に大阪を訪れた外国人観光客の数は5年前に比べて3倍の1142万人に急増しており、そのうち約4割の455万人が中国人で、国別で最多だということです。中国人観光客の目に映った大阪、中国のネットユーザーから「網紅級(ネット・インフルエンサー級)」と評され“バズった”大阪の観光スポットとは?ネットの書き込みを織り交ぜてご紹介します。
的場所長のおすすめは「大阪周遊パス」の利用だそうです。
「大阪周遊パス」には1日券(2700円)と2日券(3600円)の2種類があり、大阪メトロのすべての駅で購入可能。電車やバスが乗り放題なだけでなく、40か所以上の観光施設が入場無料になり、27施設、65店舗で割引を受けられるそうです。
的場さんは、周遊パス利用の場合、どれくらいおトクになるのか、おすすめコースと合わせて計算してくれました。
【午前】 大阪城天守閣(600円)、大阪歴史博物館(600円)
【午後】 大阪ベイエリア(サンタマリアクルーズ(1600円)、天保山大観覧車(800円))
【夕方】 とんぼりリバークルーズ(900円)
【夜】 天然温泉浪速の湯(800円) 小計5300円
交通費:梅田―谷四―大阪港―心斎橋―天六―東梅田 小計1200円
本来は合計6500円かかる費用が、周遊券の1日券を利用すれば2700円で済むそうです。なんと半額以下!
ところで、上海に来て2年が経った的場所長は、食べ物については何も困らなくなり、駐在生活や中国各地での出張や旅行も楽しんでいるようです。ただし、夏になると「大阪が恋しくたまらない」思いに駆られてしまいます。天神橋近くの商店街で子ども時代を過ごした的場さんの心を掴んで離さない「難波っ子の大阪」とは、どんなものでしょう。それは子ども時代の思い出と関係するそうです。
さて、大阪といえば「大阪弁」。中国の日本語学習者の間には、大阪弁に関する「伝説」が様々あります。今の大阪でも、中国人が信じる「伝説」通りの言葉が使われているのでしょうか。標準的な大阪弁を話す的場さんに確認させてもらいました。合わせて、「最も実用的ですぐに覚えられる大阪弁」も伝授してもらいましたので、詳しくはぜひラジオをお聴きください。
<的場所長のインタビューから>
「大阪市では、今年6月のG20大阪サミットを皮切りに、9月に開幕するラグビーワールドカップ、東京オリンピック・パラリンピック、2021年のワールドマスターズゲームズ、そして2025年の大阪・関西万博と、ビッグプロジェクトが続きます。イギリスの『エコノミスト』誌が毎年発表する『世界で最も住みやすい都市ランキング』で去年大阪は圏外から第3位にランクインしましたが、今まで大阪が住みにくかったわけではなく、知名度が低かったことが原因であると認識しています。今後のビッグプロジェクトを通じて大阪の良さをアピールし、大阪の知名度の向上はもちろん、国際都市大阪としてさらに発展していきたい。観光都市としての魅力もアップしているので、ラジオをお聞きの皆さん、ぜひなんどでも大阪へいらしてください」
【プロフィール】
的場 正信(まとば まさのぶ)さん
大阪市上海事務所(大阪国際経済振興中心上海代表処)所長(首席代表)
出身地:大阪市
1993年3月 同志社大学法学部法律学科卒業
1996年4月 大阪市役所入庁
2006年4月~東京事務所担当係長
2014年4月~政策企画室報道担当課長代理などを経て
2017年3月から現職
(撮影&写真提供:吉岡正博)
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