北京
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【国産編】
哪吒之魔童降世
公開日:2019年7月26日
監督:餃子(ギョーザ)
2015年から「毎年1本ずつ」のペースで夏休みを賑わせてきた国産アニメ大作たち。2015年の『西遊記 ヒーロー・イズ・バック』、2016年の『大魚・海棠(Big fish Begonia)』、2017年の『大護法(Da Hu Fa)』、そして2018年の『風語呪(The Wind Guardians)』に続き、今年登場するのは『西遊記』や『封神演義』などの神怪小説に登場した反逆児=哪吒(なた)を主人公に描くファンタジー大作『哪吒之魔童降世』。哪吒は托塔天王(李靖)の三男として知られる少年戦神で、子どもとしてのイメージが強いため、サブタイトルは「魔童降世」となっています。この作品でメガホンを取っているのは、若手アニメ監督の餃子(ギョーザ)。現実性とコメディタッチを併せ持つ作風が特徴で、代表作には、短編アニメ映画『打,打個大西瓜(See Through)』(08)があります。同作は当時、ベルリン国際短編映画際審査委員会特別賞をはじめ30以上の映画賞を受賞し、中国人が手がけた最高の短編アニメと絶賛されました。今回の『哪吒之魔童降世』は餃子監督の久々の力作ということで、アニメファンの間で大きく期待されています。
【国産編】
小Q(Little Q)
公開日:2019年7月25日
監督:羅永昌(ロー・ウィンチョン)
主演:任達華(サイモン・ヤム)梁咏琪(ジジ・リョン)羅仲謙(ヒム・ロー)楊采妮(チャーリー・ヤン)郭晋安(ロジャー・クォック)
アジアで3億人の読者を感動させた日本のベストセラー小説『盲導犬クイールの一生』を原案にした中国映画『小Q(Little Q)』が、7月25日に一般公開決定。日本では2003年に崔洋一監督により映画化されているため、本作はその中国版リメイクとも言えます。香港を舞台に、盲導犬として成長していくラブラドール・レトリーバーの「小Q」と、盲目の天才菓子職人である飼い主とのかけがえのない日々を描く感動作となっています。香港出身の羅永昌(ロー・ウィンチョン)監督がメガホンを取り、主演は任達華(サイモン・ヤム)、梁咏琪(ジジ・リョン)、羅仲謙(ヒム・ロー)、楊采妮(チャーリー・ヤン)、郭晋安(ロジャー・クォック)など香港のスターたち。ちなみに、盲導犬が題材の中国映画はこれが初とのこと。日本公開は未定です。(ミン・イヒョウ 謙)