北京
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『アベンジャーズ エンドゲーム』に続くマーベルの新作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(中国題:蜘蛛侠:英雄遠征)』が初登場1位。中国市場を見据えて、同作品のジョン・ワッツ監督や主演のトム・ホランド、ジェイク・ジレンホール一行は、なんと映画公開3週間前から中国を訪問しキャンペーン活動をスタートしていました。トム・ホランドはこのシリーズで中国でも人気が急上昇し、「荷蘭弟」の愛称で親しまれています。なお、7月からの夏休み期間中は中国では「国産映画保護期間」に当たるため、洋画大作の上映はこの作品をもってしばらくお休みに。来週からは国産映画の話題作が次々と公開される予定です。
単位:万元
~作品紹介~
【1位】スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(中国題:蜘蛛侠:英雄遠征)
公開日:2019年6月28日
監督:ジョン・ワッツ
主演:トム・ホランド サミュエル・L・ジャクソン ゼンデイヤ コビー・スマルダーズ ジョン・ファヴローJ・B・スムーヴ ジェイコブ・バタロン マーティン・スター マリサ・トメイ ジェイク・ジレンホール
「マーベル・シネマティック・ユニバース」に参戦した「スパイダーマン」シリーズの第2弾がいよいよ6月28日に中日同時公開スタート。前作の『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)に引き続きスパイダーマンを演じるのは、中国では「荷蘭弟」の愛称でおなじみのトム・ホランド。彼はスパイダーマン役で『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』(2018)と『アベンジャーズ エンドゲーム』(2019)にも参加しています。今作は『アベンジャーズ エンドゲーム』後の世界を舞台に、スパイダーマンこと高校生のピーター・パーカーが真のヒーローへと成長していく姿を描く物語となっています。サミュエル・L・ジャクソンがアベンジャーズを影から支えてきた元「S.H.I.E.L.D.」長官のニック役を演じているほか、『ブロークバック・マウンテン』(2005)や『ナイトクローラー』(2015)などで知られる人気俳優のジェイク・ギレンホールが重要な役を担当。監督は前作に続いてジョン・ワッツが務めています。
【2位】千と千尋の神隠し(中国題:千与千尋)
公開日:2019年6月21日
監督:宮崎駿
主演:柊瑠美 入野自由 夏木マリ 中村彰男 玉井夕海 内藤剛志 神木隆之介 大泉洋
2001年7月20日に日本で公開され、300億円を超える興行収入で日本歴代興行第1位を誇る『千と千尋の神隠し』が18年の時を経て中国で絶賛公開中。ジブリ作品の中国での一般公開は昨年12月14日に公開された『となりのトトロ (中国題:龍猫)』に続き2作目。『千と千尋の神隠し』は18年前は中国での一般公開には至りませんでしたが、当時、第52回ベルリン国際映画祭でアニメーション作品として初の金熊賞を、第75回アカデミー賞では長編アニメーション賞を受賞したことで、中華圏でも話題騒然の1本でした。興行収入は公開2週目で4億元に迫っており、記録達成なるか楽しみです。
【3位】トイ・ストーリー4 (中国題:玩具総動員4)
公開日:2019年6月21日
監督:ジョシュ・クーリー
出演(吹替):トム・ハンクス ティム・アレン アニー・ポッツ
おもちゃの世界を描くピクサー・アニメの大ヒットシリーズ「トイ・ストーリー」の第4作がいよいよこの6月21日から中米同時公開中!1995年公開の『トイ・ストーリー』、1999年公開の『トイ・ストーリー2』、2010年公開の『トイ・ストーリー3』に続く9年ぶりのシリーズ最新作は、ウッディやバズ・ライトイヤーなどのメイン・キャラクターはもちろん、前作では別の持ち主の元へ渡ったため登場しなかったボー・ピープが20年ぶりに再登場するということでファンの間で大きく期待されています。日本公開は7月12日の予定です。
【4位】最好的我們(My Best Summer)
公開日:2019年6月6日
監督:章笛沙(チャン・ディーシャ)
主演:陳飛宇(チェン・フェイユー)何藍逗(ハー・ランドウ)恵英紅(クララ・ワイ)周楚濋(ジョウ・チュウチュウ)
八月長安の同名小説を映画化した国産青春ラブストーリー『最好的我們(My Best Summer)』がロングヒット中。主演の一人、陳飛宇(チェン・フェイユー)は、あの陳凱歌(チェン・カイコー)監督と女優の陳紅(チェン・ホン)夫婦の次男であることでも話題となっています。
【5位】メン・イン・ブラック:インターナショナル(中国題:黒衣人:全球追緝)
公開日:2019年6月14日
監督:F・ゲイリー・グレイ
主演:クリス・ヘムズワース テッサ・トンプソン リーアム・ニーソン エマ・トンプソン レベッカ・ファーガソン
トミー・リー・ジョーンズとウィル・スミスのW主演による人気シリーズ「メン・イン・ブラック」の7年ぶりとなる待望のスピンオフ『メン・イン・ブラック:インターナショナル(中国題:黒衣人:全球追緝)』が中米日で同時公開中!本作の舞台は、地球に生息するエイリアンの監視・取締りを任務とする機密組織「MIB」のロンドン支局。主人公は過去作の男性二人組とは異なり、性格が真逆の男女コンビとなり、MIB内部に潜むスパイと宇宙人から地球を守るミッションに挑む2人の活躍を描いています。
【6位】ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(中国題:哥斯拉2:怪獣之王)
公開日:2019年5月31日
監督:マイケル・ドハティ
主演:カイル・チャンドラー ベラ・ファーミガ ミリー・ボビー・ブラウン ブラッドリー・ウィットフォード サリー・ホーキンス
2014年にハリウッド映画『GODZILLA ゴジラ』によりリブートされた最新ゴジラ映画シリーズの第2弾『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(中国題:哥斯拉2:怪獣之王)』がトップ10をキープ。前作から5年後の世界を舞台に、モスラ、ラドン、キングギドラなど続々と復活する神話時代の怪獣たちに、ゴジラが戦いを挑む物語となっています。
【7位】3 Seconds(中国題:絶殺慕尼黒)
公開日:2019年6月13日
監督:アントン・メゲルディチェフ
主演:ウラジミール・マシコフ イワン・コレスニコフ
ロシアで記録的なヒットとなった2017年のバスケットボール映画『3 Seconds(中国題:絶殺慕尼黒)』が2年越しに中国に登場。1972年ミュンヘン五輪で旧ソ連代表が36年連覇記録を持ち続ける米国代表に逆転勝ちしたという、歴史に残る名試合を描いた作品となっています。
【8位】碟仙(Mortal Ouija)
公開日:2019年6月21日
監督:廉濤(リェン・タオ)
出演:黄奕(クリスタル・ホァン)範逸臣(ヴァン・ファン) 程小夏(チェン・シャオシャー) 呉燁(ウー・イェー)
中国の都市伝説「碟仙(お皿に宿る仙人)」をモチーフにした国産サスペンススリラーが21日に公開スタート、公開2週目でトップ10入りを果たしています。人気女優の黄奕(クリスタル・ホァン)と歌手としても活躍中の範逸臣(ヴァン・ファン)が主演を務めています。
【9位】追龍II(Chasing the Dragon Ⅱ)
公開日:2019年6月6日
監督:王晶(バリー・ウォン)関智耀(ジェイソン・クワン)
主演:梁家輝(レオン・カーフェイ)古天楽(ルイス・クー)林家棟(ラム・カートン)邱意濃(サブリナ・チュウ)葉相明(シャーマン・イエ)任達華(サイモン・ヤム)杜江(ドゥー・ジアン)
香港のヒットメーカー、王晶(バリー・ウォン)とカメラマン出身の関智耀(ジェイソン・クワン)のタッグによる「追龍(Chasing the Dragon)」シリーズ第2弾がトップ10をキープ!今作は、数々の誘拐事件を企ててギネスブックにも記録されるほど莫大な身代金を要求した「世紀悍匪(世紀強盗)」こと張子強をモデルに企画されたもので、主役の「世紀強盗」を演じているのは、香港を代表する俳優の一人、梁家輝(レオン・カーフェイ)。
【10位】八子(Advance Wave Upon Wave)
公開日:2019年6月21日
監督:高希希(ガオ・シーシー)
主演:劉端端(リウ・ドアンドアン) 邵兵(シャオ・ビン) 岳紅(シュエ・ホン)何潤東(ピーター・ホー)
戦争映画『八子(Advance Wave Upon Wave)』が初登場10位に。今作は、これまで数々の戦争・歴史作品を送り出してきた高希希(ガオ・シーシー)監督の最新作で、第一次国内革命戦争期間の中国紅軍の第五回反包囲作戦を背景に、8人の紅軍兵士が最後まで死闘を繰り広げる姿を描いています。(ミン・イヒョウ 謙)