北京
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フォーラムで式辞を行う孔鉉佑大使
東京で1日、中国投資有限責任公司と、野村ホールディングスなど日本の大手金融会社5社の共催による、中日産業協力フォーラムが開かれました。
フォーラムは中日両国の政界、産業界から800以上の企業や団体、あわせて1300人余りが参加し、両国の産業の互恵発展や金融投資協力の強化などについて議論しました。中日両国の地域経済の発展や国際協力、経済や貿易関係の見通し、外国投資と産業協力という三つの円卓フォーラムのほか、製造、医療、消費、TMT(テクノロジー・メディア・通信業)といった四つの分科会で踏み込んだ意見交換をしました。さらに、両国企業による個別の商談会が100件近くも行われたということです。
現地中国大使館の孔鉉佑大使は式辞で、「今回のフォーラムは両国の経済や社会、両国関係が新たな好機を迎えている中で行われた。産業協力をテーマとし、両国の実務協力における重要な一環であり、両国関係の持続的かつ健全な発展に欠かせない役割を果たすものだ」と高く評価しました。
今回のフォーラムを主催した、中国投資有限責任公司と、日本の野村ホールディングスなど5社は、去年10月に「中日産業協力基金覚書」に調印し、両国の産業ファンドを設立しました。当面の目標は10~15億ドルで、両国の製造、医療、消費、TMTなどを対象にするほか、第三国市場での協力展開や中日間の投資や経済協力を進めていくものです。(Lin、森)