北京
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長野県「北京放送を聞く会」の第37回定期総会
日本の長野県飯山市で18日、長野県の「北京放送を聞く会」第37回定期総会が開かれました。昨年度行われた夏季スクーリングや秋の合宿研修、中国語スピーチコンテスト県大会などの活動を振り返り、中国国際放送局スタッフとの交流の拡大など今年度の活動計画を話し合いました。
総会で「北京放送を聞く会」の丸山久雄会長は、「今年もさらに親睦を深めて、中国語の普及を促し、歴史を語り継ぐ様々な活動に取り組んでいく」と挨拶しました。
長野県日中友好協会の布施正幸理事長
また、長野県日中友好協会の布施正幸理事長は、「日中両国は隣同士なので、仲良く付き合わないと互いに損だということは自明の理であるが、去年ようやく両首脳が相互訪問をし、本格的に良好な関係になり協力・協調していこうということを確認した。今後は、若い世代による中国への理解、特に新しい中国への理解を深めていくことが大事なテーマだと思う」と語りました。
また総会では、飯山市の藤木義博社会教育委員が「満蒙開拓の歴史」について講演を行いました。旧日本軍による中国侵略戦争の際、農業が盛んだった長野県の大勢の住民が中国東北部などに入植者として派遣されましたが、日本の敗戦で「開拓団」は日本軍に見捨てられ、引き揚げの途中で多くの人が死亡したり行方不明になったりしました。一方で、日本人を恨むべき中国人に助けられた例もあります。会員たちは、このような戦争の歴史を語り継ぐことにより、二度と戦争を繰り返さないという決意を訴え続けるとともに、若者にも伝えようとしています。(取材・写真:ZHL)