北京
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2019年世界初誕生の双子パンダ「風浪姉妹」
四川省成都パンダ繁殖研究基地では11日に8歳の「成大(チェンダー)」が双子の姉妹を生みました。姉の名前は「成風(チェンフー)」、妹は「成浪(チェンラン)」で、今年世界で初めて生まれた双子パンダです。
2回目の出産を迎えた「成大」が双子を出産
姉の体重は171.9グラムなのに対し、妹は僅か42.8グラム。姉のおよそ3分の1しかありません。しかも、妹の「成浪」は一時脱水症状になり、体重が38グラムまで下がりました。飼育員の献身的な世話のもと、今は姉妹ともに無事で12日にようやく同じ保育箱で合流して健康な状態を維持しています。
体重171.9グラムの姉「成風」
一般的に生後間もないパンダの赤ちゃんの体重は約150グラムで、100グラム未満なら、「超軽新生児」と見なされます。これまでパンダの人工繁殖史上では、2006年に成都基地で体重51グラムのパンダ赤ちゃんが生まれましたが、この記録を今回の「成浪」が塗り替えました。
体重わずか42.8グラムの妹「成浪」
また、「風浪」姉妹の名前について、成都パンダ繁殖研究基地の呉孔菊高級飼育士によりますと、「乗風破浪会有時,直挂雲帆済滄海(李白の雑言古詩「行路難し」)“風に乗って波をかき分ける時が必ず来る。帆を高く掲げて大きな海を渡ろう”」という言葉にあるように両姉妹がたくましく成長し、わが国のパンダ保護事業も順風満帆に進んでいけるようにという願いを込めて名付けられたということです。(Lin、星)