北京
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第25回上海テレビ祭が10日から始まりました。今回のテーマは「映像の70年と新時代」です。
同日に実施された中国テレビ産業サミットフォーラムでは、業界の関係者らが「新しい時代に新たなチャンスを捉え、5G通信などの新技術を十分に生かして、視聴者により豊富で優れたプラスエネルギーを与えられるような作品を提供していくべきだ」との意見を出しました。
そのうち、上海ラジオテレビ局の高韵斐局長は「東方衛星テレビが制作したテレビ番組『輝く名前』は、俳優が現地を訪ねるという、映画とドキュメンタリーを合わせた手法を用いて、優れた功績を挙げた英雄たちを描くシリーズ番組だ。1月初めから放送されて視聴率トップの成績を収め、フランス・カンヌのテレビ番組国際見本市にも出品された。番組スタイルのイノベーションが成功につながったのではないか」と語りました。
また、テンセントの孫忠懐副総裁は「良い作品には、視聴率の獲得だけでなく、プラスで積極的な社会的意義を持つことも求められる」と語りました。
中国ではこのほど、企業4社が5G(第五世代移動通信システム)のライセンスを取得し、その商業利用をスタートさせました。これについて、北京市ラジオテレビ局の李春良局長は「これは中国におけるラジオとテレビの『スマート時代』のスタートや、融合とグレードアップ、産業改革の新しい構造の形成を意味するものだ。5Gや4K、ビッグデータ、クラウドコンピューティング、AIなどをはじめとする新しい技術改革により、情報伝播形態の再確立が急ピッチで進められている」と語りました。(閣、謙)
第25回上海テレビ祭のスケジュール