北京
PM2.577
23/19
第75回ベネチア国際映画祭非コンペティション部門に出品され、昨年9月に中国で一般公開された張芸謀(チャン・イーモウ)監督の新作映画『影(Shadow)』が、9月6日に日本で封切られることが決まりました。このほど、日本版ポスターとトレーラーが初披露されています。日本でのタイトルは『SHADOW / 影武者』に決定。
本作は、三国時代に起こった荊州争奪戦を背景に、動乱に巻き込まれる人々の愛憎を描く時代劇サスペンスアクションで、張監督がこれまでよく使ってきた鮮やかな色彩使いは抑えられ、白と黒を基調にした水墨画風の映像に仕上がっています。主演は中国を代表する俳優の鄧超(ダン・チャオ)で、1人2役に挑戦。相手役は鄧超の妻で女優の孫儷(スン・リー)です。2人は映画の中でも夫婦役を演じることになります。ほかに鄭愷(ライアン・チェン)や胡軍(フー・ジュン)、王千源(ワン・チェンユエン)、呉磊(ウー・レイ)、関曉彤(グアン・シャオトン)など人気スターが勢ぞろい。黒澤明監督から大きな影響を受けたと公言している張監督ですが、本作の日本題にも黒澤監督の名作『影武者』へのオマージュが込められています。(ミン・イヒョウ、謙)