6月7日　金曜日

1時間目　二十四節気「芒種」

　芒種は二十四節気における9番目の節気で、夏季における3番目の節気となります。芒がつく麦を収穫する時期、芒がつく水稲の苗を田植えする時期になるという意味から芒種と名付けられました。

　芒種の時期は、降水などに恵まれ、気温が更に上がって揚子江地域は梅雨に入ります。時々、雹、大風、暴風雨、干ばつなどの災害に襲われることもあります。

　中国最古の医学書である「皇帝内経」によりますと、この時期は、怒りを収めて、できるだけリラックスすることを推奨しています。また、早起き、適度に太陽光を浴びること、昼寝、さらに汗をかくときには冷たくない水を浴びるなどの習慣がよいともされています。

　また、この時期における飲食として、どんなものを食べたらいいかについてもこの時間の番組でご紹介します。是非、お聞きください。

2時間目　伝統的祝日「端午節」

　今年の6月7日は中国の伝統的祝日・端午節です。各地では、市民が様々な伝統行事を行って端午節を祝います。その中でもどの地域でも行われることは、龍舟を漕ぐことと粽を包むことです。

　端午節の発端については、一説によれば、上古時代の原始信仰、祭祀文化、特に龍や先祖を祭ることによります。また、2千年前の偉大な詩人・屈原を記念することだとも言われています。

　国連教育科学文化機関は10年前に、端午節を世界無形文化遺産に指定しました。これにより、端午節は世界無形文化遺産リストに登録された初の伝統的な祝日となりました。端午節に関する詳しい情報については、是非、この時間の番組をお聞きください。（まとめ：任春生）