5月31日　金曜日

1時間目　中国八大料理の魯菜（山東料理）後編

　魯菜（山東料理）を作る時には、いろいろなコツがあります。例えば、料理をいかに美味しくするかというために、昔は、高湯（肉汁や菌類とキノコのスープ）、海腸（ユムシ）、蝦籽（蝦の卵）、蟹黄（カニミソ）などを使っていました。近代に入ると、日本では手軽な調味料である味の素が開発されましたが、魯菜の料理人は自然の美味しさを維持するため、伝統的な調理方法を守っています。

　魯菜を作る時のコツとしては、そのほかに炒糖・拔糸、大翻勺（柄杓の使い方）などがあります。そのほか、魯菜には済南菜と福山菜という2つの大きな流派があり、それぞれの流派以外にも地域に根付いた細かい流派があり、それぞれに特徴があります。詳しい情報については、是非、この時間の番組をお聞きください。

2時間目　山東省の威海市の観光スポットとグルメ

　威海市は、山東半島の最東端にあり、その北、東、南は黄海に接し、西だけは大陸と繋がっています。北は海を隔てて遼東半島、東は海を隔てて朝鮮半島と面し、西は煙台市と接しています。面積は5797平方キロ、人口は282万人（2017年常駐人口）。

　この時間では、威海の有名な観光地として、劉公島、甲午戦争博物館、威海国際海水浴場、中国・日本・韓国ゆかりの地である赤山法華院（寺院）、また煙台のグルメとして、庶民の食べ物の代表である魚鍋ババ（バ＝米片に巴）、海菜包子（饅頭）を紹介します。ぜひ、この時間の番組をお聞き逃しないように！（まとめ：任春生）