北京
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東京にあるホテル椿山荘で9日から15日にかけて、家族で絵画を描いている在日中国人の馬驍さん、王荻地さん夫婦と、娘の馬艶さんの作品展が開かれています。作品は花や生き物、自然の風景を描いており、訪れた絵画ファンがそれらをカメラに収めています。この3人の作品展は2010年に始まり、今年で10回目を迎え、中日両国の芸術ファンに注目されています。
1979年、中国の水墨画を日本に伝える「馬驍水墨画会」が発足し、これまでに1000人近くの日本人を育成しています。芸術界の巨匠・平山郁夫氏は、馬さんの水墨画について、「非凡な描写力と水墨の妙を融合させて、新境地を開いた」と評価しました。
また、同じく日本の画家の加山又造氏は、王さんの作品はわかりやすく女性特有の優雅さがあふれていると評しました。今回展示された作品は、色と光の関係や、様々な光の中の花や鳥を描き出し、躍動する生命力を表現しています。
そして娘の馬艶さんは、11歳のときに両親とともに日本に移り住み、のちに北京大学や中央美術学院で学びました。そして2006年に日本で「艶墨会」を発足させ、色と伝統の墨を混ぜ合わせた上、各国の画風もしみ込ませたスタイルを生み出しています。(殷、森)
馬驍さん(前)、王荻地さん(右)と教え子たち(人民網)
作品展の様子(人民網)