北京
PM2.577
23/19
ハイウェー北京中国情報ラジオ土曜日曜は今まで放送した一部番組の再放送を行います。では「中国メロディー」の「エンジュの花はいつ咲く」と「医者と物乞い」(前編)を続けてお送りいたします。
「エンジュの花はいつ咲く」担当:黄競
初夏を迎えて、桃の花や杏、梨の花などが相次いで盛りを過ぎゆく中、北京の街角や伝統的な民家の四合院で広く植えられているエンジュの木が、小さく目立ない花を咲かせます。その優雅な香りはすがすがしい気持ちにさせてくれます。今週の中国メロディーは、そんなエンジュにかかわる音楽をお届けしましょう。
「医者と物乞い」(前編) 担当:白昊
今日は「医者と物乞い」というお話をご紹介いたしましょう。
いつのことかはっきりわからん。金城の広里という町に高玉成という医者がいた。彼は針灸が得意で、病人が金持ちであろうと貧しかろうと、その病をしっかり治した。
と、ある日にここ広里に一人の物乞いがきた。物乞いは足に大きなできものがあり、そこから膿が流れ、道端に横になって喘いでいる。それに臭い匂いがして道行く人々は鼻をつまみ、物乞いをよけて通っていた。