北京
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日本映画が40本以上登場した第9回北京国際映画祭に続き、中国ではこの5月も日本映画を満喫できそうです。昨年8月に日本で劇場公開されたアニメ映画『ペンギン・ハイウェイ』や、中国でも大人気の鳥山明原作アニメ「ドラゴンボール」シリーズの最新劇場版『ドラゴンボール超 ブロリー』など、4作品が順次一般公開される予定です。
「夜は短し歩けよ乙女」「有頂天家族」などで人気の作家・森見登美彦による日本SF大賞受賞小説が原作のアニメ映画『ペンギン・ハイウェイ』が、5月17日に「企鵞公路」のタイトルで中国で封切られます。今回の中国公開にあわせて、中国版ポスターと予告編映像に続き、中国版イメージキャンペーンソングも発表されました。曲は、ネットで人気を集めた劉宇寧(リウ・ユーニン)が映画のために書き下ろした「昨日少年」です。
鳥山明原作の大人気アニメ「ドラゴンボール」シリーズの最新劇場版『ドラゴンボール超 ブロリー(中国題:龍珠超:布羅利)』が5月24日に中国で一般公開スタート!本作は、同シリーズの劇場版20作目となる記念作で、2015~18年に放送されたテレビアニメ「ドラゴンボール超(スーパー)」の劇場版です。日本で2018年12月14日に公開された後、同月27日からマレーシア、ブルネイ、シンガポール、タイの4ヶ国を皮切りに全世界90の国と地域で順次公開され、世界累計興行はすでに120億円を突破したということです。中国では、この4月に開催された北京国際映画祭の出品作品として初登場したことで、一般公開への期待が膨らんでいます。
5月23日には実写映画の『となりの怪物くん』が、『隣座的怪同学』とのタイトルで一般公開され、5月31日には中国にルーツを持つ楽器・尺八をモチーフにした中日合作のドキュメンタリー映画『尺八·一声一世』が上映されます。
なお、今年の「ドラえもん」の最新劇場版『映画ドラえもん のび太の月面探査記』の中国公開も決定しました。公開日は未定ですが、中国版ポスターはすでに発表されています。中国タイトルは『哆啦A夢:大雄的月球探測記』で、ポスターに配されたキャッチコピーは“请相信,想像力──致每个孩子与曾经是孩子的你”(信じてほしい、想像する力を。~すべての子どもと、かつて子どもだった君へ)となっています。(ミン・イヒョウ、梅田謙)