北京
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1時間目 五一国際労働節と五四青年節
五一国際労働節は、世界80カ国で行われる世界的祝日となっています。1889年7月、エンゲルスが率いる第二インターナショナルがパリで代表大会を開き、5月1日を国際労働節に決めました。中国は1949年12月に、5月1日を労働節と定め、1989年から5年に1回、全国労働模範と先進工作者を3千人選出して奨励しています。これまでに労働節は祝日として、5月1日から7日までの大型連休になった時期もあり、ここ数年では1日だけの休日となったこともあります。2019年に国務院は労働節の休日を1日から4日までにすると決めました。
次は、五四青年節の由来についてです。1919年、第1次世界大戦の戦後処理のための国際会議がパリで開かれました。中国代表は、中国における外国の勢力範囲を廃止し、中国に駐留した外国の軍隊を撤退させて日本による対華21カ条要求を廃除することを主張しました。しかし、イギリス、アメリカ、フランス、日本、イタリアなどの国は中国代表の主張を聞き入れず、1919年4月30日にベルサイユ条約が結ばれました。この中で、ドイツが不平等条約によって山東省で得た権利などを日本に譲ったことが列強各国に認められました。この情報は中国国内に伝わり、民衆の怒りが噴出しました。そして、5月4日に北京の学生を中心として市民も参加したデモが行われました。このデモは五四運動と呼ばれ、中国の新民主主義の革命の発端となりました。1939年、陝甘寧辺区西北青年救国連合会が、5月4日を青年節と定めました。詳しくは是非、この時間の番組をお聞きください。
2時間目 二十四節気「立夏」
二十四節気の7番目の節気である「立夏」は夏の始まりに当たり、今年は5月6日です。立夏を迎えると、気温は急速に上がり、雨などの降水が増えて農作物はすくすく育ちます。伝統的な漢方医学では、この時期は心臓を大事にしなければなりません。朝に玉葱を少し食べるまたはお酒を少し飲んで血液をスムーズに循環させます。健康上に関する情報については、是非、この時間の番組をお聞きください。(任春生、星)