北京
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二階俊博特使と会談する唐家セン中日友好協会会長(撮影:劉叡 4月27日)
中国日本友好協会の唐家セン会長は27日北京で、安倍首相の特使として第2回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムに参加した自民党の二階俊博幹事長と会談を行いました。双方は閉幕したばかりの「一帯一路」サミットや中日関係をめぐり、意見交換しました。
唐会長は「『一帯一路』は地域だけでなく世界にも影響を与える実務交流と協力の場で、テストの場でもある。二階氏には、『一帯一路』サミットで得た見聞や、その重要な意義を、ありのまま日本に紹介してほしい」と話しました。
その上で、「紆余曲折を経た両国関係は、今では広々とした平坦な道を前進できるようになっている。日本とは建設的な姿勢で互いに歩み寄り、両国のパートナー関係をいっそう深め、国民に福祉をもたらせるようにしたい」と示しました。さらに、「政府間関係の土台は民間にある。中日友好協会は民間交流を自らの責務として、これからも全力投球していく」と表明しました。
これに対して、二階幹事長は「今回の『一帯一路』サミットは、中国側の周到な準備もあって大成功に終わった。これにより、さらに回を重ねてより優れた国際会議へと仕上がっていく今後の展望が見えてきた。日中友好を望む者として、中国のますますの発展を嬉しく思う。日本も中国と共に発展を遂げていきたい」と話しました。
二階俊博自民党幹事長が率いる与党訪中団と会見する唐家セン中日友好協会会長(撮影:劉叡 4月27日)
なお、二階氏が日本の首相特使として代表団を率いて「一帯一路」サミットに参加するのは、2017年5月に続いて今回で二度目となりました。(取材:王小燕、劉叡、星和明)