北京
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李克強総理は25日、北京の釣魚台国賓館で、マレーシア首相およびラオス国家主席とそれぞれ会談しました。
李総理はマレーシアのマハティール首相との会談で、「『一帯一路』イニシアティブとマレーシア側の戦略との連結に力を入れ、国際化、市場化、法治化といった原則を基礎に、双方の貿易や投資などの協力を推し進めていきたい」と、中国政府の立場を示しました。その上で、「マレーシアを含めた東南アジア諸国連合(ASEAN)の各国と共に、域内協力を深めていきたい」と強調しました。
これを受けて、マハティール首相は「一帯一路」イニシアティブを支持するマレーシア政府の姿勢を示した上で、「貿易や技術、農業などの分野における中国との協力は、わが国の発展にプラスになる」と、中国企業からの投資を歓迎する意を示しました。
一方、同日に行われたラオスのブンニャン国家主席との会談では、李総理は「『一帯一路』イニシアティブをラオスの発展戦略と連結させたい。ラオスと共に、両国の経済回廊の建設や鉄道の敷設といった大がかりプロジェクトを推し進めていきたい。また、中国企業によるラオスの経済建設への参与を促すとともに、ラオスの優れた農産品の輸入を拡大していく。さらに、ラオスとの密接な協力を保ち、瀾滄江・メコン川協力をサブ地域協力の重要な場として作り上げていく」と、中国政府の立場を示しました。
これに対しブンニャン主席は「ラオスは『一帯一路』イニシアティブに積極的に参与している。中国による、ラオスの経済・社会発展への多大なる支持に感謝する。我々は手を携えて両国の運命共同体を構築し、両党と両国の関係を新たな段階に引き上げていく必要がある」と強調しました。(朱、謙)