北京
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「2019北京・日本映画週間」のオープニングセレモニーが14日、北京にある英皇映画館で開催されました。訪中している日本の河野太郎外相をはじめ、日本大使館の横井裕大使、映画祭組織委員会の関係者、映画『エリカ38』、『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』、『あいあい傘』のキャストなどが出席しました。
映画祭組織委員会、中国映画ホールディング有限公司の喇培康代表
映画祭組織委員会、中国映画ホールディング有限公司の喇培康代表が最初に挨拶に立ち、「日本映画週間は今の日本のありのままの様子、人々の暮らし、社会ができる窓のような存在だと思う。同じように中国映画も日本で文化交流の役割を果たせるし、両国の政府の指示のもと、互恵、ウィンウィンを土台にした両国の文化交流が、これからも必ず豊かな成果を手に入れられると信じている。また、日本映画週間を通じて、両国の映画産業における協力を促進することができるに違いない」と話しました。
河野太郎外相
これに対して、河野太郎外相はまず中国語で自己紹介をし、「昨年日本と中国の両国政府は映画の製作を一緒にやるための協定を締結した。これから多くの日中の合作映画が作られるのを期待したい。そして、それぞれの国で作られた映画が相手の国で多くの人にご覧いただいて、日本人に中国への、中国の方々に日本への関心、興味、そしたものを引き立てるように役に立てれば幸せだと思う」と述べて、両国の文化や社会への関心を高めてほしいと強調しました。
左から日比遊一監督、浅田美代子さん、平岳大さん、倉科カナさん、宅間孝行監督、前田哲監督
また、ゲストとして、映画『エリカ38』の監督である日比遊一さん、キャストの浅田美代子さん、平岳大さんと、映画『あいあい傘』の宅間孝行監督、キャストの倉科カナさん、『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』の前田哲監督がステージに立ち、それぞれ挨拶をしました。これら3作品のほか、日本の最新作や話題作である『そらのレストラン』、『雪の花』、『九月の恋と出会うまで』も北京で披露されます。この中で、実話をもとに作られた感動作『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』がオープニングで上映し、また『エリカ38』は世界で初公開となります。
中日文化交流の実施を願う記念品の贈呈式
この「日本映画週間」は、国家電影局の指導で、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ)と北京市人民政府が主催する第9回北京国際映画祭の一環として、13日から20日まで行われます。(取材:とんとん、閔亦氷、王ギ、星和明)