北京
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北京市の中国伝媒大学で14日、大中物産株式会社と同大学の共同主催による「大中物産杯日本語弁論大会」が行われました。
本大会は今年で13回目で、今回は28の大学から474名の応募があり、厳正な審査を経て初級の部10名、本戦16名が選ばれました。今年のテーマは「日本語、ここがおもしろい」、「AIの未来」、「スマホがなかったら」のいずれか一つで、日本語力、作文内容、質疑応答、パフォーマンスなどを競いました。
優勝者:対外経済貿易大学の李浄宇さん
李浄宇さんと大中物産・田中大三専務取締役
本戦の結果、「AIの未来」についてスピーチした対外経済貿易大学の李浄宇さんが優勝しました。CRIのインタビューに対して李さんは、「優勝はびっくり。他の人もみんな表現力があって、まさか自分が優勝できるとは思わなかった。テーマにAIを選んだのは自分が毎日使っているもので、書きやすい内容だと思ったから」と語りました。
準優勝の柳一錫さん(南開大学)
第3位の張昊迪さん(中国人民大学)
特別賞の司雨萌さん(北京大学)
今年は上位3人のほか、特別賞が設けられました。受賞者は「スマホがなかったら」を選んだ北京大学の司雨萌さんです。合計4名が日本へ招待される予定です。
本大会について、大中物産の田中大三専務取締役は「政治的環境が時に難しい中で13年間続けてきたのは容易ではなかった。周りの温かい声援を受けて、学生たちも毎年熱心に応募してくれてとても感謝している。これからも、ビジネスの面だけでなく、文化や政治なども日中間で親密になるように祈る」と語りました。
この日本語弁論大会は、中日両国の文化交流を促進し、国民間の理解を深めることを主旨としたもので、今年は北京市人民対外友好協会、東京都日本中国友好協会、CRI日本語部、雑誌社「人民中国」、日本貿易振興機構(ジェトロ)北京代表処、日中経済協会、在中国日本国大使館が後援し、北京日本倶楽部と全日本空輸株式会社が協力しました。また日中両国の企業14社が協賛しています。(取材&写真:SUI)