北京
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会場の様子
アメリカの首都ワシントンで現地時間30日、中国清朝の皇室女性の生活をテーマにした「紫禁城に舞う鳳凰:清代皇后のアートと生活」展が開幕しました。主催は故宮博物院と、米最大級のアジアアートの収集センターであるフリーア美術館&アーサー・M・サックラー・ギャラリー、そして、ボストン郊外にあるピーボディ・エセックス博物館です。展示品200点のうち、故宮からの出品が165点を占める同展は、故宮博物院がアメリカで実施する過去最大規模の展示となっています。
プレスビューの開幕式で挨拶する故宮博物院の朱鴻文副院長
プレスビューの開幕式で挨拶する「フリーア美術館&アーサー・M・サックラー・ギャラリー」のチェイス・ロビンソン館長
故宮博物院の朱鴻文副院長は、今回の展覧会は「中米国交樹立40周年を記念する重要な文化交流プロジェクト」と話し、これまで40年間の故宮とアメリカとの交流について、「1980年代以降、故宮とアメリカの博物館の間では約20回の交換展示が行われたほか、双方の専門家の相互訪問も行われてきた。故宮は近年、イェール大学からのインターン生を受け入れている。また、乾隆花園の修復をはじめ、古代建築の保護でもアメリカの文化保護団体と提携している」と紹介しました。
朱副院長はまた、故宮文化のアメリカでの理解増進を図るため、今後はデジタル技術、クリエイティブグッズ、文化財の保護・研究の面での協力などを継続していくということです。
会場の様子
「紫禁城に舞う鳳凰:清代皇后のアートと生活」展は、2018年8月から米ピーボディ・エセックス博物館で6か月間にわたる展示を行い、地元紙の「ボストン・グローブ」から「2018年度最高の歴史テーマ展」と評されました。「フリーア美術館&アーサー・M・サックラー・ギャラリー」で行われているのは、アメリカ国内における2回目の展示で、会期は6月23日までとなります。(Yan、謙)