北京
PM2.577
23/19
ボアオ・アジアフォーラムの分科会であるアジアメディア協力会議が29日午前に開かれました。
日本や韓国、シンガポールをはじめ、アジア20カ国のメディアの代表が会議に出席し、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ)の閻暁明副台長が基調演説を行いました。そのほか、参加者たちは新技術がメディア業界にもたらす影響やその対応策、今後の連携などについて話し合いました。
アニメや動画、ゲームの制作を手がける株式会社ドワンゴの吉川圭三プロデューサーは日本側の代表として出席しました。会議終了後、中国国際放送局(CRI)の記者の取材を受けた際、「閻副台長の基調演説は未来を見越していて、とても素晴らしいものだった」と高く評価し、「先進国にしろ、発展途上国にしろ、メディアは今、大きな歴史的転換点を迎えている。AIやビッグデータなどでメディアが変わっていく中、家でテレビを見ていることがもう耐えられない時代になっている。技術が変わると、コンテツも変わる。もちろん番組内容も変えなければならない」と語りました。
また、吉川氏は「中国は今、急速に成長しているのは経済だけではなく、文化的発展も果たしている。世界で有数の大国である中国を知ることはとても大事で、今後とも積極的に中国の情報を日本へ発信していきたい」と強調しました。
そして、最後にアジア間の協力については「アジア同士が今後、仲良くしなければならない。手を携えて、潜在力を掘り起こし、文化交流をしながら、アジア独自のパワーを形成できるよう期待している」と語りました。(取材記者:劉非)