北京
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ボアオ・アジアフォーラムでは27日午後、「健康な老後を」というテーマを巡ってフォーラムが行われました。国内外の出席者は高齢化社会への挑戦、すべての国民をカバーする健康保健システムの確立、高齢者にやさしい環境づくりなどについて検討しました。
世界保健機関(WHO)の前事務局長マーガレット・チャン博士は「健康な暮らしは、『持続可能な開発のための2030アジェンダ』の重要な内容であり、健康権はすべての年代、とりわけ高齢者の享受すべき権利である。高齢化が世界的に深刻化するとみられ、政府が全国民をカバーする医療システムと高齢者の需要を結びつけて、高齢者の患者が多い持病を効果的に管理することが求められる」と述べました。
また、香港特別行政区政府行政会議のメンバー林正財氏は発言の中で「治療後の再発を防ぐため、高齢者には関連の介護計画が必要である。現状の医療メカニズムを打破し、高品質の介護システムと保健システムを確立することは非常に重要だ」と強調しました。
香港大学李嘉誠医学院の林光汶院長補佐は「全国民をカバーするというのは、社会発展と保健サービスを結びつける『人間本位』という理念を基本原則とすることを意味する。人口知能(AI)を含む一連のハイテクによる変革は、全国民をカバーする健康保健システムのカギとなる要因になるだろう」と述べました。(Mou、星)