北京
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甘粛省博物館が作成した文化財の動くスタンプがこのところネット上で話題になっている。ネットユーザーたちからは、「文化財が動く姿はとてもかわいい。癖になって使うのをやめられない」というコメントが寄せられている。 北京青年報が報じた。
3月19日、博物館の関係責任者は取材に対して、「スタンプは、当館の『文化財に息を吹きこもう』という活動の一環。斬新な方法で多くの人に博物館や文化財について知ってもらいたい」と説明した。
甘粛省博物館の微信(WeChat)公式アカウントの文化財スタンプの説明によると、スタンプに使われているのは秦安県大地湾遺跡で出土した人頭形器口彩陶瓶や西周(紀元前1046年-紀元前771年)の時代の人頭形■青銅戟(■は恐の心が金)、仰韶文化半坡類型の猪面紋彩陶壺、唐(618-907年)の時代の三彩天王俑、西漢(紀元前206 - 8年)の時代の銅博戲俑などを含む文化財16点だ。
これらの文化財スタンプをみてみると、猪面紋彩陶壺スタンプは壺にもともと描かれている目が動くようになっているほか、両頬には「チーク」が施されており、「ちょっと考えさせて」というフレーズが添えられている。また、三彩天王俑スタンプは右手を振り上げる動きをしており、「こぶしで君の胸を叩いちゃうゾ」というフレーズが添えられている。銅博戲俑スタンプは頭を左右に動かし、「僕は野次馬デース」というフレーズが添えられている。
これらスタンプはネットで大きな話題を集め、ネットユーザーたちは、「可愛すぎる!」としたコメントを次々寄せ、新しいスタイルで歴史を知ることができるので、もっといろんなスタンプを作って欲しいといったコメントも見られた。
甘粛省博物館インターネットセンターの責任者・李延強さんによると、これらのスタンプは、同館の職員の間で使われていたが、その後、微信や微博(ウェイボー)でも使用したところ、多くのネットユーザーがそれを転載し、ネットで人気が広まったとしている。
李さんによると、スタンプを作成することは一般の人に文化財を身近に感じてもらうためで、同博物館や文化財について一人でも多くの人に知ってもらうための取り組みの一つだとしており、「文化財は一つの伝統なので、スタンプを作成する場合も、その文化財そのものの奥深さを犯してはならないと思う」としている。
今回スタンプに使われた文化財は、もともと人気の高かった文化財もあれば、これまではあまり知られておらず、スタンプを通じて多くの人が知ることになった文化財もある。李さんは取材に対して、「文化財スタンプは当館の『文化財に息を吹きこもう』という活動の一環であり、同活動には、展示ホール内のデジタル化展示も含まれており、タッチスクリーンを設置して、文化財を3Dで立体的に見えるようにしている」と紹介した。(編集KN)
「人民網日本語版」より